3月にスウェーデンで開催される女子世界選手権、4月にカナダで開催される男子世界選手権の日本代表の座を懸けた争いを兼ねる「第40回全農 日本カーリング選手権大会」が1月29日からの2月5日までの8日間にわたり、アドヴィックス常呂カーリングホール(北海道北見市)において開催中で、31日に大会3日目を迎えた。
公式サイト:全農 日本カーリング選手権大会
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■SC軽井沢、全勝で単独トップへ
平昌2018カーリング男子の日本代表チームメンバーのひとりである山口剛史が所属するSC軽井沢クラブはこの日(31日)、午前と夕方の2試合をこなさなければならない、ハードな競技スケジュールだった。午前の試合では岡山CAと顔を合わせ、複数点を連続で獲得するなどしてリードを広げ、第7エンド終了時点で岡山CAがコンシードを選択する。最終的に、11−2でSC軽井沢が快勝し、4つ目の勝星をあげた。
また、同日の夕刻から始まった試合では、北京2022最終予選で日本代表を務めたコンサドーレと対戦する。第3エンドで、コンサドーレが4点を奪うビッグエンドとなり、ゲームの主導権を握られていたものの、後半の第8エンドで2点、第9エンドで3点の複数スコアを奪い返し、SC軽井沢は逆転に成功する。最終の第10エンドでも、不利な先攻でありながら、SC軽井沢は1点を返し、最終的に9−6として連勝を飾った。これにより、SC軽井沢は、通算で5戦5勝0敗をマークし、単独トップに躍り出た。
■ロコ、白星で1位タイをキープ
この日の午後は、女子の試合が行われ、北京2022で銀メダルに輝くLOCO SOLAREは、青森CAと対戦した。終始、安定したプレーで得点を重ねていくロコ・ソラーレに対し、青森CAは第8エンド終了時点でコンシードを選択する。最終的に、10−2でロコ・ソラーレが白星をあげ、通算で4戦3勝1敗とし、中部電力とSC軽井沢クラブと並んで、暫定1位タイをキープしている。
大会3日目の試合結果は、以下の通り。
▼競技7 男子
- コンサドーレ 8-2 チーム市村
- 岡山CA 2-11 SC軽井沢クラブ
- 北見協会 4-9 TM Karuizawa
- チーム荻原 3-7 札幌国際大学
▼競技8 女子
- チーム広島 2-10 東京都協会
- フィロシーク青森 5-7 SC軽井沢クラブ
- 中部電力 8-5 LS北見
- 青森CA 2-10 LOCO SOLARE
▼競技9 男子
- 宮城CA 6-9 TM Karuizawa
- 札幌国際大学 8-5 チーム市村
- チーム荻原 7-4 岡山CA
- SC軽井沢クラブ 9-6 コンサドーレ
大会4日目の2月1日には、女子8試合、男子4試合が予定されている。
■大会日程
- 1月29日~2月3日:予選リーグ
- 2月4日:プレーオフ・準決勝
- 2月5日:決勝・閉会式・表彰式