ロコ・ソラーレがグランドスラム制覇…日本勢初の快挙|カーリング・カナディアンOP

カナダで開催されるカーリングの最高峰シリーズ「グランドスラム」。その今季第4戦「カナディアン・オープン」が現地時間1月10日から15日にかけ、アルバータ州カムローズで行われた。日本から出場のロコ・ソラーレは、世界ランク1位のカナダチームを破って優勝。GS制覇は日本勢初となる快挙だ。

1 執筆者 渡辺文重
Team FUJISAWA
(Getty Images)

毎年カナダで開催されるカーリングの最高峰シリーズ、グランドスラム・オブ・カーリング(The Grand Slam of Curling)。その第4戦となるカナディアン・オープン(Co-op Canadian Open)が現地時間1月10日から15日にかけ、アルバータ州カムローズで行われた。日本からは北京2022銀メダルのロコ・ソラーレ(Loco Solare/Team Fujisawa)が出場している。

公式サイト:Co-op Canadian Open - The Grand Slam of Curling

ロコ・ソラーレは10日に行われた初戦(Team Keiser/スイス)で8-6で白星を収めると、11日の2回戦もTeam Tirinzoni(スイス)を相手に勝利(8−6)を収める。勝てばプレーオフ(8強)進出となる3回戦では、ケリー・エイナーソン率いるカナダチーム(Team Einarson)と対戦。最終第8エンドの失点を1に抑え、5-4で3連勝とする。

プレーオフ準々決勝では、第1エンドに4得点。アンナ・ハッセルボリ率いるスウェーデンチームに追い上げられるも、8-7で逃げ切りに成功する。準決勝はロコ・ソラーレが先行する展開となり、大韓民国チーム(Team Gim)に7-6で白星を挙げる。

決勝では、エイナーソン率いる世界ランキング1位のチームと対戦(ロコ・ソラーレは7位)。ロコ・ソラーレは第2エンドまでに3点のリードを奪う。チーム・エイナーソンは第7エンドに失点を喫し、5-7とされた後にコンシードを宣言。ロコ・ソラーレが日本勢としては初となるグランドスラム制覇を果たした。

グランドスラム第5戦「プレーヤーズ選手権(Princess Auto Players' Championship)」は4月11日にオンタリオ州トロントで開幕する。

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