大谷翔平、2年ぶり2度目のMVPに…満票での複数回受賞はMLB史上初

全米野球記者協会によるMLBのMVPが11月16日に発表され、大谷翔平がアメリカン・リーグMVPに選ばれた。満票で2度の受賞は史上初。大谷は打者として本塁打王、投手として10勝を挙げるなど二刀流で好成績を残した。

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
Shohei Ohtani
(2023 Getty Images)

北米プロ野球・MLBのMVPが現地時間11月16日に発表され、大谷翔平が2年ぶり2度目のアメリカン・リーグMVPに選ばれた。2021年の1度目の受賞時に続き、今回も満票での選出。2度の満票でのMVP受賞は史上初となる。同賞は1931年にスタートした歴史のあるアワードで、全米野球記者協会(BBWAA)の投票により決定する。

大谷はロサンゼルス・エンゼルスで打者として135試合に出場。44本塁打で日本人初のホームラン王に輝いたほか、打率.304、44本塁打、95打点、20盗塁を記録した。投手としては23試合に先発し10勝5敗、防御率3.14、167奪三振の成績。MLB史上初となる2年連続での二桁勝利・二桁本塁打も達成した。

レギュラーシーズン後半には肘内側側副靭帯を負傷。9月19日に右肘の手術を受けたことを明かし、一足先にシーズンを終えた。2024年シーズンは打者に専念し、2025年シーズンから二刀流での出場を見込んでいるという。

また、ナショナル・リーグのMVPはロナルド・アクーニャJr.(アトランタ・ブレーブス)が初受賞。159試合で打率.337、41本塁打、106打点、73盗塁の成績を残した。MLB史上初めて40本塁打と70盗塁を同時達成したことも手伝い、満票での初受賞となった。

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