中華人民共和国の無錫(むしゃく/ウーシー)で行われたフェンシング・アジア選手権2023の最終日を迎えた6月22日、男子フルーレ団体と女子サーブル団体が実施され、男子フルーレ日本代表チームが優勝。2019年、2022年に続く大会3連覇となった。一方、女子サーブル日本代表チームは銅メダルに輝いた。
男子フルーレ日本代表チームは、初戦でクウェート代表を相手に45-18で圧勝すると、準決勝では今大会の男子フルーレ個人で金メダルを獲得したモ・ジウェイ率いる中華人民共和国代表チームと対戦。この戦いを45-41で制し、決勝は昨年大会と同様、大韓民国代表チームとの戦いに。
大韓民国チームは今大会の男子フルーレ個人でハ・テギュが銀メダル、ホ・ジュンが銅メダルを獲得。一方の日本勢はフルーレ個人でメダルなしに終わっていた。飯村一輝、松山恭助、敷根崇裕(しきね・たかひろ)、鈴村健太の4選手で挑んだ団体決勝では、45-38で大韓民国代表チームをおさえ、3連覇を達成した。
江村美咲率いる女子サーブル団体は、中華人民共和国を相手に準決勝を戦ったが、接戦の末に41-45で敗北。3位決定戦ではホンコン・チャイナを45-43で下して銅メダルを勝ち取った。女子サーブル日本代表チームのメダル獲得は、2019年の銅メダル、2022年の銀メダルに続き3大会連続。
前日の6月21日には、女子フルーレ団体、男子エペ団体が実施され、個人で銀メダルを獲得していた東晟良(せら)、上野優佳、菊池小巻、宮脇花綸の女子フルーレ日本代表チームは3連覇を達成。男子エペ個人で大会2連覇を果たした加納虹輝、銅メダルの古俣聖、松本龍、山田優のメンバーで挑んだ男子エペ団体も金メダルを獲得した。それぞれパリ2024オリンピックの出場権獲得に向けて好成績をおさめた。
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フェンシング・アジア選手権2023、日本代表選手
男子フルーレ
- 松山恭助(26)
- 敷根崇裕(しきね・たかひろ/25)
- 飯村一輝(19)
- 永野雄大(24)
- 鈴村健太(24/リザーブ)
女子フルーレ
- 東晟良(あずま・せら/23)
- 上野優佳(21)
- 宮脇花綸(かりん/26)
- 辻すみれ(23)
- 菊池小巻(26/リザーブ)
男子エペ
- 加納虹輝(こうき/25)
- 見延和靖(35)
- 古俣聖(あきら/25)
- 山田優(まさる/29)
- 松本龍(21/リザーブ)
女子エペ
- 佐藤希望(のぞみ/36)
- 吉村美穂(25)
- 馬場晴菜(25)
- 齋藤華南(20)
- 黒木夢(28/リザーブ)
男子サーブル
- 吉田健人(30)
- ストリーツ海飛(かいと/29)
- 小久保真旺(まお/20)
- 星野剣斗(けんと/25)
- 坪颯登(つぼ・はやと/20/リザーブ)
女子サーブル
- 江村美咲(24)
- 福島史帆実(しほみ/27)
- 尾崎世梨(せり/20)
- 高嶋理紗(24)
- 小林かなえ(25/リザーブ)