ISA(国際サーフィン連盟)ワールドサーフィンゲームズが9月16日、アメリカ合衆国カリフォルニア州のハンティントン・ビーチで開幕する。パリ2024オリンピックの出場枠が与えられる最初の大会。日本から五十嵐カノア、都筑有夢路らが出場する。
■日程
- 9月16日:開会式 ※男子の競技が始まる可能性あり
- 9月17日:男子競技
- 9月18日:男子競技
- 9月19日:男子競技、女子競技
- 9月20日:男子競技、女子競技
- 9月21日:男子競技、女子競技
- 9月22日:男子競技、女子競技
- 9月23日:男子競技、女子競技
- 9月24日:男子ファイナル、女子ファイナル、閉会式
※日時は現地時間
※日本との時差は-16時間
※日程は9月15日時点、競技日程は天候によって変更になる場合あり
■放送予定
Olympics.comで配信予定
■日本代表「NAMINORI JAPAN」派遣選手
男子
- 五十嵐 カノア
- 村上 舜
- 上山 キアヌ 久里朱
女子
- 松田 詩野
- 都筑 有夢路
- 前田 マヒナ
■見どころ
ワールドサーフィンゲームズはISAが主催する最高峰の国際大会。今大会には51カ国から、およそ250人におよぶサーファーが出場を予定している。
個人として世界の頂点を目指す大会であることは間違いないが、今大会は団体戦としても重要な意味を持っている。なぜなら、男女それぞれの得点を合計し、その点数が最も高い国内オリンピック委員会(NOC)にパリ2024の出場枠が与えられるからだ。
パリ2024のサーフィンにおいて、NOCに与えられる出場枠は最大2枠。しかしこの大会に優勝することで、その出場枠が3枠に増加する。優秀なサーファーを多く抱えるNOCにとっては、とても重要な「+1」になるだろう。
日本代表「NAMINORI JAPAN」も、この出場枠獲得に向けて有力なチームの一つ。サーフィンが初めて採用されたTokyo2020で、男子銀メダルを獲得した五十嵐カノア、女子銅メダルの都筑有夢路を筆頭に、世界で活躍するサーファーを送り込んだ。
特に五十嵐にとって、会場となるハンティントン・ビーチはまさに「ホーム」。慣れ親しんだ地での開催は、彼にとって大きなモチベーションにもなっているだろう。今シーズンはワールドサーフリーグの最高峰ツアー、チャンピオンシップツアーでファイナル5にも進出。日本のエースとして、最高のパフォーマンスを期待したい。
女子はチャンピオンシップツアーの下部にあたる、チャレンジャーシリーズで活躍する3人が出場。Tokyo2020に出場した都筑、前田マヒナの実力者に加えて、惜しくもオリンピック出場を逃した松田詩野がワールドサーフィンゲームズに挑む。松田は2022年4月に肩の手術を受け、9月に復帰したばかり。悔しさも味わった松田のカムバックにも注目だ。