現地時間3月26日、ロシア・チャイコフスキーでFIS(国際スキー連盟)スキージャンプワールドカップ(W杯)の女子個人第12戦(ヒルサイズ=102m)が行われた。髙梨沙羅(クラレ)が2位に入り、W杯通算109度目の表彰台。男子のヤンネ・アホネン(フィンランド)を抜き、男女の最多記録を更新した。
高梨は1本目、2本目ともに94.5mを飛び、合計234.8ポイントの2位。7戦連続、今季9度目の表彰台に上がった。優勝は258.1ポイントでマリタ・クラマー(オーストリア)、3位にニカ・クリジュナル(スロベニア)が223.4ポイントで続いた。髙梨は今季のW杯総合成績を826ポイントとし、首位で28日の最終戦を迎える。
2020-21スキージャンプW杯女子個人・総合成績(FIS公式)
日本勢は、丸山希(明治大学)が合計222.9ポイントで4位。伊藤有希(土屋ホームSC)は9位、勢藤優花(北海道ハイテクアスリートクラブ)は20位、岩渕香里(北野建設SC)は23位だった。
同日、スロベニア・プラニツァでは男子個人第24戦(ヒルサイズ=240m)が行われ、小林陵侑(土屋ホームスキー部)が2位に入った。3戦連続の表彰台で、総合順位も5位に浮上。悪天候の影響で、この日は1本目の成績だけで順位が決まった。2位の小林は 231.0mを飛び、227.7ポイント。優勝は237.3ポイントのカール・ガイガー(ドイツ)。ボル・パヴロヴチッチ(スロベニア)が225.2ポイントで3位だった。
2020-21スキージャンプW杯男子個人・総合成績(FIS公式)
日本勢では、佐藤幸椰(雪印メグミルクスキー部)が216.8ポイントで6位。中村直幹(東海大学札幌スキークラブ)は17位、小林潤志郎(雪印メグミルクスキー部)が30位、佐藤慧一(雪印メグミルクスキー部)は31位で続いた。岩佐勇研(東京美装興業)は、52位だった。翌日27日は、男女ともに団体戦が行われる。