戸上隼輔が3回戦進出…張本智和/早田ひなペアが準々決勝へ┃卓球 WTT シンガポールスマッシュ 2023

卓球の国際大会シリーズ「WTT」における最上位大会の1つ、シンガポールスマッシュ2023が開催されている。日本からは張本智和や早田ひな、伊藤美誠ら、男女6名ずつがエントリーしている。ここでは3月13日までに行われた、日本人選手の結果を紹介する。

1 執筆者 渡辺文重
TOGAMI Shunsuke

卓球の国際大会シリーズ「WTT」の最上位大会の1つ、シンガポールスマッシュ2023が3月7日に開幕。13日からはシングルス2回戦が開始された。ここでは日本勢の結果を紹介する。

WTT公式:Singapore Smash 2023

女子シングルス1回戦(ラウンド64)では、伊藤美誠、早田ひな、石川佳純、木原美悠、平野美宇が勝利。長﨑美柚は陳夢(チェン・ムン/中華人民共和国)に敗れ、1回戦敗退となった。13日の2回戦には、伊藤と平野が出場。平野は王芸迪(ワン・イーディ/中国)を退けるも、伊藤は銭天一(チェン・ティエンイ/中国)に敗れた。

男子シングルス予選には、及川瑞基と木造勇人が出場も、ともに敗退。本戦からは、張本智和、宇田幸矢、篠塚大登、戸上隼輔が出場する。張本、宇田、戸上は勝利を収めるも、篠塚はジョアン・ジェラルド(ポルトガル)に敗れて初戦敗退。13日に行われた2回戦では、戸上が勝利を収めている。

女子ダブルスは12日から1回戦(ラウンド32)がスタート。シャン・シャオナ(ドイツ)とペアで出場の長﨑が、2回戦にコマを進めている。混合ダブルスの張本/早田ペアは13日の2回戦から出場。オーストラリア組に勝利を収めた。

■放送予定

■出場選手一覧

※世界ランキングは3月7日時点

■大会について

卓球の国際大会、WTTシリーズの最高峰大会「WTT シンガポールスマッシュ 2023」。この大会は年に最大4大会開催され、WTTシリーズのピラミッドの頂点に位置する「グランドスマッシュ」の一つ。優勝者に与えられる世界ランキングのポイントが、オリンピックと世界選手権に並ぶ「2000」に設定されていることからも、この大会の規模の大きさが伺える。

「シンガポール・スポーツ・ハブ」で行われる今大会も、世界ランキング上位選手がずらりと並ぶ。男女ともに上位20人全員が一堂に会し、もちろん男子1位のファン・ジェンドンやTokyo2020を含むオリンピック連覇中のマ・ロン、女子1位のスン・インシャ、東京で金メダルを獲得したチェン・ムンなど、中華人民共和国勢も多数出場している。

日本男子はTokyo2020団体銅メダリストの張本智和、全日本選手権連覇中を達成した戸上隼輔らが出場。女子はTokyo2020で3つのメダルを獲得した伊藤美誠、全日本選手権で3冠を達成した早田ひなを筆頭に、Tokyo2020団体銅メダルメンバーの石川佳純、平野美宇なども出場する。ダブルスでは男子世界1位の宇田幸矢/戸上ペア、女子2位のみまひなペアも注目だ。

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