卓球の張本智和(はりもと・ともかず)は、2003年6月27日生まれの宮城県仙台市出身。卓球選手だった父母の影響で、張本は2歳から卓球を始める。戦型は、右シェーク攻撃型。5歳下の妹に、女子卓球日本代表の張本美和がいる。
(最終更新:2024年7月10日)
小学1年生から6年生までの6年間(2010−2015)に出場した全日本卓球選手権大会において、張本はジュニア部門のカテゴリー(バンビ、カブ、ホープス)を変えながら史上初となる6連覇を達成し、一躍脚光を浴びる。
2016年4月よりJOCエリートアカデミーに入校した張本は、その活躍の舞台を世界へと広げていく。同年11月に南アフリカ共和国で行われた世界ジュニア卓球選手権では、男子シングルスと団体戦で金メダル、男子ダブルスで銀メダルに輝く。
2017年8月に行われたITTFワールドツアー・チェコオープンの男子シングルスで当時14歳だった張本は、トーナメントでシニアの選手を打ち負かし、史上最年少でのワールドツアー制覇を果たす。
また、2018年1月に行われた全日本選手権で、張本は男子シングルス・ジュニアの部で初優勝を飾ると、同日程で実施されていた一般の部においても初優勝を飾り、14歳208日での日本一という史上最年少記録を打ち立てる。さらに、同年12月のワールドツアー・グランドファイナルでは、15歳172日という年齢でチャンピオンに輝き、主要国際大会において再び最年少記録を樹立したことで、張本の注目度はグローバルレベルまでに拡大する。
快進撃を続ける張本は、2019年1月に世界ランキングで3位となり、日本歴代最高位を記録した。国際大会における数々の表彰台成績を残したことにより、日本勢での世界ランキング最上位のランクインしたことから、2020年1月に張本はTokyo2020日本代表選手として選出される。
1年の延期を経て行われた母国開催の東京2020で、張本は団体戦メンバーの1人として銅メダル獲得に貢献した。
その後も、日本のトッププレーヤーとして国内外で好成績を収める張本は、2022年4月よりドイツのチームに加入して、拠点を海外へ移すなど更なる競技力向上に努める。同年11月には、タイ・バンコクで行われたアジア選手権において中華人民共和国代表選手を次々と倒し、日本勢としては33年ぶりとなるアジアの頂点に輝いた。これらの成績が反映された同年11月時点の世界ランキングで張本は2位となり、自身のもっていた最高順位の記録を塗り替える。
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