いよいよ、森保ジャパン第2章が始動するーー。
日本サッカー協会(JFA)は2月13日、"SAMURAI BLUE" こと、サッカー男子日本代表が3月24日に国立競技場(東京都新宿区)において、昨年末に日本列島を熱狂の渦に巻き込んだFIFAワールドカップカタール2022以来となる、最初の国際試合となる「キリンチャレンジカップ2023」の初戦の相手として、南米のウルグアイ代表に決まったことを発表した。
カタール2022において、ウルグアイが属していたグループHは、日本のグループEと同様、最終節までどのチームが決勝トーナメントに進出できるか不透明な大混戦グループのひとつだった。
第1節では大韓民国を相手に、0−0のスコアレスドローに終わったウルグアイは、次戦の第2節では強豪チームのポルトガルを相手に、0−2の黒星を喫する。迎えた最終節で、ウルグアイはガーナと対戦し、2−0でようやく勝星をあげたものの、同時刻に行われた第3節のもうひと試合で、韓国がポルトガルに2−1で勝利するというジャイアントキリングを起こす。これらの結果、勝点と総得失点差で並んだウルグアイと韓国だったが、総得点でわずか1ゴール、韓国がウルグアイを上回ったことから、韓国の決勝トーナメント進出が決まり、ウルグアイは最後の最後に勝利を収めたにもかかわらず、グループステージ敗退という苦汁を飲まされた。
3年後と迫るアメリカ・メキシコ・カナダの北米3カ国共催による、ワールドカップ2026に向けて、リベンジに燃えているウルグアイは、最新のFIFAランキングで16位にランクしており、統計上20位の日本より格上のチームといえよう。
また、日本とウルグアイのこれまでの通算成績は、2勝2分4敗(17得点23失点)で、直近の試合(2019年3月・CONMEBOLコパアメリカブラジル2019)では、2−2のドローで終わっている。
興奮のカタール2022の閉幕から、まもなく2ヶ月。
ベスト8という新しい景色には到達できなかった青きサムライメンバーだったが、ワールドカップ優勝経験チームのドイツとスペインから白星をあげ、世界に衝撃を与えた成績が評価され、森保一監督の続投も2022年末に正式に決まり、2023年の年明けから、森保ジャパン第2章も動き出したばかりだ。
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現在、森保監督は、ヨーロッパのクラブで活動する選手たちを視察するため、ドイツやフランスなどを訪問中。カタール2022でも活躍し、その悔しさを原動力に変えて、2023年以降に大きな成長を遂げているブライトンの三笘薫や、セルティックFCの前田大然、レアル・ソシエダの久保建英など、誰が新生サムライメンバーに名を連ねるのかも、気になるところだ。
Olympics.comでは、引き続き森保ジャパン第2章の動向をウォッチして、詳報していく予定だ。
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キリンチャレンジカップ2023の開催予定(3月・2試合)は、以下の通り。
日本 vs ウルグアイ
- 日時:3月24日 19:30 KO
- 会場:国立競技場
日本 vs コロンビア
- 日時:3月28日 19:20 KO
- 会場:ヨドコウ桜スタジアム
※6月15日と20日に開催予定の2試合は、対戦カード未定
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