4年に一度開催されるサッカーの祭典「FIFA(国際サッカー連盟)ワールドカップ」のカタール2022大会は、アルゼンチンの36年ぶり・3度目の優勝で幕を閉じた。興奮と熱狂が冷めやらない中、ワールドカップの優勝を目標に、世界のサッカー選手やサポーターたちは、すでに次の大会が気になっていることだろう。Olympics.comでは、次回ワールドカップについて、現時点(2022年12月19日)で分かっていることを調べたので、紹介していこう。
いつ開催されるの?
サッカーのワールドカップは4年ごとに開催されており、次回の開催は4年後の2026年で、23回目を数える。
中東地域初開催となったカタール2022は、気候の観点から史上初めて、11月から12月かけて冬の季節に行うワールドカップとなったけれども、2026年のワールドカップは従前通り夏開催に戻る予定で、2026年6月から7月ごろの開催予定である。Olympics.comが調べたところ、FIFAによる具体的な大会日程については、現時点では未発表である。
どこで開催されるの?
2026年のワールドカップは、アメリカ合衆国、メキシコ、カナダの北米3ヶ国の共催にて行われる。ワールドカップの共同開催は、2002年の日本と韓国による2ヶ国での共催以来のことで、3ヶ国による共催は史上初めてだ。
また、各国のホストシティも決まっており、アメリカが11、メキシコが3、カナダが2の、合計16都市を会場にして、2026年のワールドカップは行われる。各国のホストシティは、以下の通り。
アメリカ
- アトランタ
- ボストン
- ダラス
- ヒューストン
- カンザスシティー
- ロサンゼルス
- マイアミ
- ニューヨーク/ニュージャージー
- フィラデルフィア
- サンフランシスコ
- シアトル
メキシコ
- グアダラハラ
- メキシコシティー
- モンテレイ
カナダ
- トロント
- バンクーバー
出場枠は?
2026年のワールドカップより大きく変更される点が、この出場枠だ。
2022年までの大会では、各大陸予選を勝ち抜いた合計「32」チームが本大会へ出場できたのだが、2026年大会からはその枠数が16増えて、トータル「48」チームが本大会に出場できる。
また、出場枠の拡大により、大陸別の出場枠数も以下の通り変更される。
競技フォーマットは?
出場枠の拡大により、2026年大会の競技フォーマットの変更も気になるところだが、この点についてFIFAは改めて見直し、会議の中で議論していくことを発表した。
sky sportsによると、ジャンニ・インファンティーノFIFA会長は、カタール2022でのグループステージにおける決勝トーナメント進出をかけた争いが、多くのグループの最終節の試合終了の間際まで予測不可能な展開となった盛り上がりを評価し、当初発表していた2026年大会から採用する新規フォーマット「3チーム x 16グループ」のまま進めるか、もしくは現行の「4チーム x 12グループ」とするか、再検討することを公式記者会見の場(2022年12月16日付)で明らかにした。
Olympics.comでは、2026年ワールドカップに関する最新情報について、公式発表があり次第、紹介していく予定だ。