4年に一度のサッカーの祭典「FIFA(国際サッカー連盟)ワールドカップカタール2022」の3位決定戦が、現地時間12月17日に行われ、クロアチアがモロッコを2−1で下し、銅メダルを獲得した。試合終了後、クロアチア代表のキャプテンを務めるルカ・モドリッチがインタビューに応じ、今後の代表活動について語った。
「先のことは、そのうち分かるよ」
前回のロシア大会では、準優勝の銀メダルを獲得し、今回のカタール大会では、3位で銅メダルを獲得したクロアチアは、連続して表彰台成績を残し、その強さを世界へ再びアピールすることに成功した。
クロアチアのキャプテンを務めるルカ・モドリッチは、このカタール2022における7試合すべてにおいて先発出場を果たしており、中心的な存在としてチームを牽引してきた。現在37歳のモドリッチは、カタール大会以降の代表選手としてのキャリアについて、その動向が注目されていた。
beIN SPORTSによると、モロッコとの3位決定戦終了後、モドリッチはインタビューに応じ、銅メダル獲得の喜びや自身の今後について語った。
「(銅メダル獲得について)とても重要なこと。チームにとっても、僕にとっても。そして、クロアチアという代表チームにとっても、国にとっても」
「このメダルを獲得することで、クロアチアが世界のサッカー情勢において、重要な存在であるということを証明できた。勝者として、カタールの地を離れることができるよ」
「今後については、ドイツ(開催)のユーロ2024に参加しているか分からない。1歩ずつ進む必要がある」
「でも、代表チームでプレーすることは楽しいし、幸せなこと。まだまだハイレベルで戦えるっていうことも感じている。だから、少なくとも(UEFA)ネーションズリーグまでは、代表でプレーを続けたい。そうすれば、ユーロ2024についても考える時間ができるだろうから」
「でも今は、一歩ずつ。ネーションズリーグまで続けて、その先のことは、そのうち分かるよ」
- ルカ・モドリッチ、beIN SPORTSより日本語訳
UEFAネーションズリーグ2022/23は、2022年6月よりグループステージが行われ、最高位のリーグAに属するクロアチアは、グループ首位となって、決勝ラウンド進出を決めており、2023年6月14日と15日にオランダで開催される準決勝(いずれかの日程)に出場する予定。準決勝の対戦カードは、2023年1月に行われる組み合わせ抽選会(ドロー)によって決まる予定で、クロアチアは、イタリア、スペイン、オランダのいずれかの代表チームと戦うこととなる。
また、パリ2024と同年に開催されるUEFAユーロ2024(欧州選手権・ドイツ)の予選は、2023年3月より始まる予定で、グループステージ第1節(現地時間3月25日開催)において、クロアチアはウェールズを相手にホームで対戦する。