北米プロ野球・メジャーリーグベースボール(MLB)アメリカンリーグのロサンゼルス・エンゼルスは現地時間7月27日、コメリカパーク(アメリカ合衆国ミシガン州)でデトロイト・タイガースとのダブルヘッダーに臨んだ。前日の試合が悪天候により中止。エンゼルスの大谷翔平は当初、28日にロジャースセンター(カナダ・オンタリオ州)で行われるトロント・ブルージェイズでの先発が予定されていたものの、急きょ27日第1試合での先発となった。
2番・投手で出場となった大谷。打者としては5打席とも凡退に終わったが、投手としては初回から好投を見せ、4回までタイガース打線をパーフェクトに抑える。5回、先頭打者にセンター前へ運ばれるも、次のバッターを併殺に打ち取る。この日の許したヒットは、この1本のみ。打者29人を被安打1、与四球3で9回無失点。試合は4番テーラー・ウォードの2本塁打などにより、エンゼルスが6-0で勝利を収めている。大谷は今季9勝目。MLB初の完投・完封となった。
第1試合から40分後、第2試合がプレーボール。大谷は2番・指名打者(DH)で出場する。初回の第1打席は見逃しの三振に終わるも、二死1塁で迎えた2回の第2打席ではレフトスタンドに運び、37号2ランを記録する。4回の第3打席ではセンターに打ち返して38号ソロ。しかし、ベースランニング中に左腰をさするしぐさを見せた。大谷は第4打席で代打を送られて交代。球団は大谷の症状について痙攣(けいれん)と説明している。試合は11-4でエンゼルスが勝利を収めた。