アメリカ合衆国ニューヨーク州レークプラシッドにて、現地時間2023年1月12日から22日までの11日間にわたり国際大学スポーツ連盟(FISU)が主催する大学生を対象にした国際総合競技大会「FISU冬季ワールドユニバーシティゲームズ2023」が開催される(※2020年7月、FISUはこれまで使用してきた「ユニバーシアード競技大会」という名称から、「ワールドユニバーシティゲームズ」という新たな大会名を夏冬問わず使用することを発表)。今大会では、フィギュアスケートを含む5競技12種目、合計86のメダルイベントが実施される予定だ。ここでは、今大会のフィギュアスケートに焦点を当て、競技の日程や放送予定、ライブ配信、日本代表として出場する選手などを紹介しよう。
■試合結果(現地時間)
1月13日
1月14日
1月15日
■日程(日本時間)
1月14日
- 3:00〜 アイスダンス・リズムダンス
- 7:00〜 男子シングル・SP
1月15日
- 3:00〜 女子シングル・SP
- 10:00〜 アイスダンス・フリーダンス
1月16日
- 3:00〜 男子シングル・FS
- 9:00〜 女子シングル・FS
1月17日
- 4:00〜 エキシビジョン・ガーラ
SP…ショートプログラム
FS…フリースケーティング
■放送予定
- ネット:FISU.tv(ライブ配信)
- テレビ放送:予定なし
※2023年1月13日時点の情報
■TEAM JAPAN フィギュアスケート代表選手
※2023年1月13日時点の情報
TEAM JAPANとして、日本からは男女シングルにそれぞれ3名、合計6名のフィギュアスケート代表選手が出場する。北京2022女子シングルで銅メダルを獲得した坂本花織をはじめ、グランプリファイナル2022で堂々の初優勝を飾った三原舞依や男子シングルで2位銀メダル獲得の山本草太と4位の佐藤駿にくわえ、成長著しい住吉りをんと壷井達也が日本より出場する予定だ。
2022年12月16日付の日本オリンピック委員会(JOC)の発表では、北京2022男子シングルで銀メダルに輝く鍵山優真が代表選手として認定されていたが、今シーズン序盤から抱えている左足首の怪我の回復状況が良くないことを理由に、12月28日付で日本スケート連盟より同大会の欠場を発表している。これにより、鍵山に代わって、山本が代表として選出され、JOCからの正式な認定を受ける予定だ。
なお、今大会ではアイスダンスも実施される予定だが、日本代表はこの種目にエントリーしていない。
■海外の注目選手
男子はニコライ・メモラ(イタリア)が最大の注目選手だ。2003年生まれで、195cmの長身を誇る若きスケーター。2022/2023シーズンはジュニアグランプリシリーズの2大会で優勝と準優勝を達成した。さらにはジュニアグランプリファイナルも制しており、ブレイクスルーのシーズンを送っている。母国開催のミラノ・コルティナ2026に向けて、非常に楽しみなスケーターだ。
女子は日本代表選手とともに、優勝を争うことになりそうなキム・イェリム(韓国)。彼女も今シーズン、非常に高いレベルのパフォーマンスを継続している選手だ。日本人のファンにとっては、坂本花織らを押しのけ、NHK杯を制したことが記憶に新しいだろう。初出場のグランプリファイナルでは6位と結果を残せなかったが、持っている才能は誰もが知るところ。TEAM JAPANにとって手強いライバルになりそうだ。