BWF(世界バドミントン連盟)ワールドツアー・インドネシアオープン(同国ジャカルタ)は6月18日、大会5日目を迎え、各種目準決勝が実施された。混合ダブルスでは、Tokyo 2020銅メダリストの渡辺勇大/東野有紗(BIPROGY)が大韓民国(韓国)のペア(SEO Seung Jae/CHAE Yu Jung)と対戦し、2-1で勝利して、決勝進出を果たした。また、女子ダブルスでは、志田千陽/松山奈未(再春館製薬所)が、タイのペア(Jongkolphan KITITHARAKUL/Rawinda PRAJONGJAI)にストレート勝ち、福島由紀/廣田彩花(丸杉)も韓国のペア(LEE So Hee/SHIN Seung Chan)に逆転勝利を収め、それぞれ決勝進出を果たした。
混合ダブルスの渡辺/東野のふたりは、第1ゲームこそ取った(21−18)ものの、続く第2ゲームではミスが目立ってしまい、相手チームにリードを許してこのゲームを奪われてしまう(17−21)。勝負の行方が委ねられた最終第3ゲームでは、序盤に8点を連取するなど息の合ったプレーでオリンピックメダリストの強さを誇示し、最終的に21−15で勝利を収め、決勝進出を決めた。
女子ダブルス準決勝の1試合目には、志田/松山のペアが登場。常にリードする展開で相手から得点を奪い、ゲームカウント2−0(21−15、21−14)でストレート勝ちを収めた。続く2試合目には、Tokyo 2020女子ダブルスで5位入賞の福島/廣田のペアが出場。第1ゲームでは、後半に相手の猛攻撃を崩すことができずに、連続9点を奪われこのゲームを落としてしまう(9−21)。しかし、第2ゲームでは、連続でポイントを獲得し、点差を大きく広げてこのゲームを奪い返す(21−14)。最終の第3ゲームでは、両チームとも譲らない展開で18−18の同点に並ぶ。しかし、ここから「フクヒロ」のふたりは3点を連続で奪取して相手を突き放し、最終結果21−18の、ゲームカウント2−1という粘りの強さをアピールして、決勝進出を果たした。
インドネシアオープン最終日となる19日には決勝が行われ、以下の通り日本人の金メダルをかけた最後の戦いが繰り広げられる。特に、女子ダブルスの日本人同士の対決からは目が離せない。
- 混合ダブルス決勝:渡辺勇大/東野有紗 vs ZHENG Si Wei/HUANG Ya Qiong(中華人民共和国)
- 女子ダブルス決勝:志田千陽/松山奈未 vs 福島由紀/廣田彩花
【放送予定】
- BS/CS:J SPORTS ※準決勝・決勝のみ同日(録画)
■日本バドミントン協会派遣選手
- 桃田 賢斗(東日本電信電話株式会社社員)
- 常山 幹太(トナミ運輸株式会社社員)
- 西本 拳太(株式会社ジェイテクト社員)
- 保木 卓朗(トナミ運輸株式会社社員)
- 小林 優吾(トナミ運輸株式会社社員)
- 古賀 輝(東日本電信電話株式会社社員)
- 齋藤 太一(東日本電信電話株式会社社員)
- 竹内 義憲(株式会社日立情報通信エンジニアリング社員)
- 松居圭一郎(株式会社日立情報通信エンジニアリング社員)
- 渡辺 勇大(BIPROGY株式会社所属)
- 金子 祐樹(BIPROGY株式会社社員)
- 山下 恭平(東日本電信電話株式会社社員)
- 山口 茜(株式会社再春館製薬所社員)
- 奥原 希望(太陽ホールディングス株式会社所属)
- 髙橋沙也加(BIPROGY株式会社社員)
- 福島 由紀(株式会社丸杉社員)
- 廣田 彩花(株式会社丸杉社員)
- 永原和可那(株式会社北都銀行社員)
- 松本 麻佑(株式会社北都銀行社員)
- 志田 千陽(株式会社再春館製薬所社員)
- 松山 奈未(株式会社再春館製薬所社員)
- 中西 貴映(BIPROGY株式会社社員)
- 岩永 鈴(BIPROGY株式会社社員)
- 東野 有紗(BIPROGY株式会社社員)
- 松友美佐紀(BIPROGY株式会社社員)
- 篠谷 菜留(東日本電信電話株式会社社員)