バイオグラフィー

渡辺勇大は1997年生まれ、東京都杉並区出身のバドミントン選手。身長167cm、体重56kg。混合ダブルスで東野有紗とペアを組み、東京2020、パリ2024に出場。オリンピック2大会連続で銅メダルを獲得した。パリ2024閉会後、8月のダイハツジャパンオープン2024をもって“ワタガシ”ペアは解消。今後は渡辺が混合ダブルスで、東野が女子ダブルスで競技を継続すると発表している。

■中学で“ワタガシ”結成

渡辺がバドミントンを始めたのは小学校低学年。東京都小平市内で活動する「小平ジュニア」で競技生活をスタートさせた。全国大会で3位に入るなどトップクラスの選手に成長。中学は地元を離れ、福島県の富岡町立富岡第一中学校に進んだ。

有望株が集まる同校では、怪我の影響もあり個人としては満足する結果は残せず。それでも1学年先輩の東野有紗と初めてペアを組み、国際大会で上位に入る活躍を見せた。

■男子ダブルスと混合ダブルスの二刀流

福島県立富岡高等学校時代は才能が花開き、シングルスとダブルスの両方で全国制覇を経験。高校卒業後は1年先に入社していた東野に続き、日本ユニシス(現BIPROGY)に進む。ペアとしての活動が本格化し、2017年の全日本総合バドミントン選手権大会でワタガシとして初優勝。その後、同大会では2020年大会まで4連覇を達成した。

国際大会では2018年の全英オープンでBWF(国際バドミントン連盟)ワールドツアー初タイトルを獲得。同年はホンコンオープンも制し、世界ランキングは年初の29位から3位まで浮上。世界トップペアの仲間入りを果たした。男子ダブルスでも遠藤大由とのペアで全英オープン3位に入り、韓国オープンで優勝。ワールドツアーファイナルズ準優勝という結果も残し、二刀流で飛躍の年となった。

■オリンピック2大会連続銅メダル

2019年には混合ダブルスで世界選手権初となる銅メダルを獲得。男子ダブルスではアジア選手権優勝を飾った。オリンピックイヤーの2021年は混合ダブルス、男子ダブルスの2種目で全英オープン制覇。メダル候補として東京2020でオリンピック初出場を臨んだ。

男子ダブルスでは準々決勝敗退となったが、ワタガシペアは準決勝に進出。金メダルを獲得することになるワン・イーリュウ/ファン・ドンピン(中華人民共和国)に敗れ、3位決定戦に回る。タン・チュンマン/ツェ・インスエット(ホンコン・チャイナ)を下し、混合ダブルスで日本勢初となる銅メダルを獲得した。

渡辺 勇大 / Yuta WATANABE
リプレイ

オリンピックでの結果

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