2020年東京五輪のマラソン日本代表選考会として9月15日に開催される『マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)』出場選手発表会見が6月3日、都内で行われた。男子出場者の神野大地のほか、高橋尚子、野口みずきが会見に同席。会見の模様はインターネットでライブ配信された。
約2年間のMGCシリーズ戦を経て、男子の出場権獲得者は34人、女子は15人となったが、9月末開催の「世界陸上(ドーハ大会)」代表に選出された川内優輝ら一部選手はMGCを辞退した。
ワイルドカード枠も加え、31人がエントリーした男子では、最新の日本記録(2時間5分50秒)を持つ大迫傑(ナイキ)、2018年の日本記録更新者の設楽悠太(ホンダ)、2014年から2016年の箱根駅伝で“三代目・山の神”として活躍した神野大地(セルソース)らが出場する。会見に同席した神野は、試走したコースについて触れ、ラスト5キロの上り坂で「逆転ホームランを打ちたい」と宣言。レコードホルダー級のトップ陣を抑えての勝利を狙う。
男子に比べて資格獲得者が増えず、低調な状況にもあった女子は12人が出場する。現役で日本記録に最も近い記録を持つ安藤友香(ワコール)、5大会連続五輪出場を狙っている福士加代子(ワコール)、リオデジャネイロ五輪5000メートル代表の上原美幸(第一生命)、2018年北海道マラソン優勝でMGC出場権を獲得した前田穂南(天満屋)らが出場することになった。
日本有数のランナーたちがしのぎを削ることになるMGCでは、東京五輪マラソン日本代表の男女各3枠中2人が決まる。
『マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)』出場選手
<男子出場者:31人>
村沢明伸(28、日清食品グループ)
大迫傑(27、ナイキ)
上門大祐(25、大塚製薬)
竹ノ内佳樹(27、NTT西日本)
園田隼(30、黒崎播磨)
設楽悠太(27、ホンダ)
井上大仁(26、MHPS)
木滑良(28、MHPS)
宮脇千博(27、トヨタ自動車)
山本憲二(29、マツダ)
佐藤悠基(32、日清食品グループ)
中村匠吾(26、富士通)
岡本直己(35、中国電力)
谷川智浩(30、コニカミノルタ)
大塚祥平(24、九電工)
中本健太郎(36、安川電機)
服部勇馬(25、トヨタ自動車)
福田穣(28、西鉄)
橋本崚(25、GMOアスリーツ)
岩田勇治(31、MHPS)
堀尾謙介(22、トヨタ自動車)
今井正人(35、トヨタ自動車九州)
藤川拓也(26、中国電力)
山本浩之(33、コニカミノルタ)
河合代二(27、トーエネック)
藤本拓(29、トヨタ自動車)
神野大地(25、セルソース)
高久龍(26、ヤクルト)
荻野皓平(29、富士通)
一色恭志(24、GMOアスリーツ)
鈴木健吾(23〉富士通
<女子出場者:12人>
前田穂南(22、天満屋)
松田瑞生(24、ダイハツ)
安藤友香(25、ワコール)
関根花観(23、日本郵政グループ)
岩出玲亜(24、アンダーアーマー)
野上恵子(33、十八銀行)
鈴木亜由子(27、日本郵政グループ)
福士加代子(37、ワコール)
上原美幸(23、第一生命)
前田彩里(27、ダイハツ)
小原怜(28、天満屋)
一山麻緒(22、ワコール)
<『マラソングランドチャンピオンシップ』概要>
- 開催日時 2019年9月15日(日)
- **コース:明治神宮外苑発着(日本陸上競技連盟公認コース)
**明治神宮外苑いちょう並木~四ツ谷~飯田橋~神田~日本橋~浅草雷門~銀座~芝公園~日本橋~二重橋前~神保町~飯田橋~四ツ谷~明治神宮外苑いちょう並木 - スタート時間
8時50分 男子マラソンスタート
9時10分 女子マラソンスタート - テレビ放映
男子:TBSテレビ系列全国ネット
女子:NHK総合 ・ラジオ放送
男子:TBSラジオ
女子:NHKラジオ