【サッカー】U-24日本代表・横内昭展監督「東京五輪メンバーの骨格は見えてきた」

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
横内昭展監督

サッカー国際親善試合・U-24日本代表 対 ジャマイカ代表が6月12日に豊田スタジアム(愛知県豊田市)で行われ、日本が4-0で快勝を収めた。U-24日本代表の横内昭展監督が試合後会見に臨み、Tokyo 2020(東京五輪)代表メンバー選考などについて言及した。

■吉田麻也のキャプテンシーを評価

オーバーエイジ(OA)としてチームに合流している吉田麻也(サンプドリア/イタリア)は、キャプテンマークを巻いてジャマイカ戦に先発出場した。横内監督は、「(吉田は)勝利のためにするべきことを、行動や言葉で表してくれている。他の選手は吉田に引っ張られ、そういう行動が出るようになった」と述べ、吉田のキャプテンシーがチームに好影響を及ぼしていることを明かした。

東京五輪で攻撃の中心として活躍が期待される久保建英(ヘタフェCF/スペイン)は、先制ゴールを奪うなどジャマイカ戦で存在感を示した。横内監督は「相手のライン間で引き出し、仕掛けて、積極的にゴールに向かう姿勢を出してくれた」と久保のプレーを評価。また、U-24代表合流後初ゴールを決めたOAの遠藤航(VfBシュツットガルト/ドイツ)には、「A代表と同じコンセプトだが、(U-24代表では)選手たちの組み合わせが違う。そこのすり合わせが出来ればA代表やクラブとクオリティを落とさずプレーできる選手」と期待を寄せる。

■東京五輪メンバーの骨格は見えてきた

U-24日本代表は東京五輪代表メンバー発表前最後の活動として、6月に3試合(日本代表戦、U-24ガーナ代表戦、ジャマイカ代表戦)を実施。横内監督は今回の活動での収穫と、18選手となる東京五輪代表メンバー選考について以下のように語った。

(今回の活動の)最初と比べると選手間でコミュニケーションが取れるようになった。それがピッチの中に現れ、試合ごとにそれが増している。選手の特徴も互いに把握し合い、噛み合ってきた。
(東京五輪代表メンバー選考の)骨格はある程度見えてきた。(オリンピック本大会で指揮を執る)森保一監督がA代表の活動を終えてから、じっくり話して決めていきたい。
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