6月3日、サッカー日本代表・SAMURAI BLUE(A代表/年齢制限なし)対 U-24日本代表が札幌ドーム(北海道札幌市)で行われ、SAMURAI BLUEが3-0で勝利を収めた。
■勝ちにこだわった良い試合だった
試合後の会見でSAMURAI BLUE・森保一監督は、「A代表の選手たちはスタートから勝つために戦ってくれた。試合全体を通して激しく厳しく、お互いに勝ちや、局面の戦いにこだわった良い試合だった」と振り返り、選手の試合に向かう姿勢を評価。また、「球際で戦いながら周りがどうカバーするか、個の責任とチームの連動を見せてくれた」と手応えを口にした。
7日にFIFAワールドカップ(W杯)カタール2022アジア2次予選・タジキスタン代表戦を控えているSAMURAI BLUE。W杯アジア2次予選ではここまで6戦全勝で、既に最終予選進出を決めている。森保監督はタジキスタン代表戦では「全勝と無失点を伸ばしたい」とし、選手に以下のことを求めた。
アグレッシブに戦いながらリスク管理もすること、勝つためにやらないといけないことを考えて戦う。(W杯アジア)2次予選を戦ったことのない選手や、代表の経験が浅い選手たちもいるので、公式戦で何ができるか経験してもらいたい。
■東京五輪へ「俺は変わったぞ」ということを確認したい
Tokyo2020(東京五輪)を見据え、今回の活動からオーバーエージ(OA)3選手(吉田麻也、酒井宏樹、遠藤航)がU-24日本代表に合流しているが、3選手はSAMURAI BLUE戦で先発メンバーに入らなかった。東京五輪でU-24日本代表の指揮を執る森保監督は、「OA3選手などA代表の常連組のプレーはある程度把握している。そうではない選手がどれだけできるか把握するうえで有意義な試合だった。U-24の選手たちがどれだけの強度の中でプレーできるか、力を見る最高の機会だった」とコメント。東京五輪メンバー選考については、「U-24ガーナ代表戦とジャマイカ戦を確認し、横内昭展監督(今回U-24日本代表を指揮)からも報告を聞き最後の選考に繋げたい」と語った。
東京五輪で金メダル獲得を目標に掲げる森保監督。U-24日本代表のプレー強度について「正直物足りない」とした上で、選手たちにはさらなる成長を求めた。
目標達成のためには、今日の試合(SAMURAI BLUE戦)の強度の中でプレーできるくらいでなくては代表メンバーに入るのは難しい。ただ若い選手は一気に変わる。A代表との対戦で刺激を貰ったと思うので、『俺は変わったぞ』ということを確認したい。