ここでは天皇杯・全日本レスリング選手権大会の放送予定を紹介する。
■試合日程・放送予定
オリンピック階級は2日間、予備戦から準決勝までと、敗者復活戦・3位決定戦・決勝にわけて実施。非オリンピック階級は予備戦から決勝までを1日で行う。また3位同士による3・4位決定戦は行わない。
試合会場:駒沢体育館(東京都世田谷区)
【放送予定】
12月22日(木)第1日
予備戦~準決勝まで実施
- 男子フリースタイル=74・97・125キロ級
- 男子グレコローマン=87・97・130キロ級
- 女子=68・76キロ級
予備戦~決勝まで実施
- 男子フリースタイル=92キロ級
- 男子グレコローマン=55キロ級
- 女子=55・65キロ級
12月23日(金)第2日
予備戦~準決勝まで実施
- 男子フリースタイル=57・86キロ級
- 男子グレコローマン=67・77キロ級
- 女子=50・57キロ級
予備戦~決勝まで実施
- 男子グレコローマン=63キロ級
- 女子=59・72キロ級
敗者復活戦・3位決定戦・決勝
- 男子フリースタイル=74・97・125キロ級
- 男子グレコローマン=87・97・130キロ級
- 女子=68・76キロ級
12月24日(土)第3日
予備戦~準決勝まで実施
- 男子フリースタイル=65キロ級
- 男子グレコローマン=60キロ級
- 女子=53・62キロ級
予備戦~決勝まで実施
- 男子フリースタイル=70・79キロ級
- 男子グレコローマン=82キロ級
敗者復活戦・3位決定戦・決勝
- 男子フリースタイル=57・86キロ級
- 男子グレコローマン=67・77キロ級
- 女子=50・57キロ級
12月25日(日)第4日
予備戦~決勝まで実施
- 男子フリースタイル=61キロ級
- 男子グレコローマン=72キロ級
敗者復活戦・3位決定戦・決勝
- 男子フリースタイル=65キロ級
- 男子グレコローマン=60キロ級
- 女子=53・62キロ級
■天皇杯・全日本選手権の見どころ
2022年を締めくくる天皇杯・全日本選手権は、2023年9月にセルビア・ベオグラードで開催されるUWW(世界レスリング連合)世界選手権の日本代表選考会を兼ねており、パリ2024に向けた重要な第一歩となる。
まず世界選手権の出場権は、天皇杯と2023年6月開催の明治杯・全日本選抜選手権、この両方を制した選手に与えられる。別の選手が優勝した場合は、プレーオフで出場者を決める。そして世界選手権で3位以内になれば、パリ2024出場が内定する。
天皇杯では非オリンピック階級も実施されるが、注目はやはりTokyo2020の金メダリスト、乙黒拓斗、須崎優衣、志土地(旧姓:向田)真優、金城(旧姓:川井)梨紗子、川井友香子の動向となる。
男子フリースタイル65キロ級の乙黒は約1年5カ月ぶりの復帰。再び強さを見せられるか。
女子50キロ級の須崎優衣は10月に行われたU23世界選手権で優勝。U17、U20、そして年齢制限のないシニア、オリンピックを含めた「5大世界大会」制覇をレスリング史上初めて達成する快挙を成し遂げている。ただし同階級には、U20世界選手権女子50キロ級優勝の伊藤海、2021年世界選手権優勝の吉元玲美那ら、強敵がそろっている。志土地が出場する女子53キロ級も、前年世界選手権優勝の藤波朱理が出場する。
金城は女子57キロ級から女子59キロ級に階級を上げてエントリー。どのような戦いを披露するか。女子62キロ級の川井にとって最大のライバルとなるのは、今年の世界選手権で優勝した尾﨑野乃香だ。世界選手権の代表争いで敗れているため、リベンジとなるか。