【レスリング】実戦復帰の金城梨紗子、母となって初優勝!全日本女子オープン選手権

10月16日、焼津市総合体育館にて行われた「第15回全日本女子オープンレスリング選手権大会」に、リオ2016と東京2020で2大会連続の金メダルに輝き、結婚と出産を経て母となった金城梨紗子(旧姓:川井)が復帰後初となる実戦に挑み、貫禄の強さで優勝した。パリ2024に向けて、好スタートを切った。

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
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(2021 Getty Images)

全日本女子レスリング連盟が主催する「フォーデイズ杯 令和4年度 第15回全日本女子オープンレスリング選手権大会」が10月15日に焼津市総合体育館(静岡県)にて開幕し、大会最終日となる16日には、シニアの部10階級などの各種目トーナメントが行われた。

■母となって初優勝

今大会のシニアの部59kg級には、リオ2016と東京2020において、オリンピック2大会連続の金メダルに輝く金城梨紗子(旧姓:川井)が出場。オリンピック王者としての貫禄の強さを見せつけ、計3試合を勝ち上がり優勝を飾った。

金城は、昨年(2021年)に行われた母国開催の夏季オリンピック閉幕直後に、レスリング選手として共に競技活動していた金城希龍さんとの結婚を発表し、今年の5月には第一子となる女の子を出産したばかり。結婚と出産を経て母となった金城にとって、今大会は金メダルを獲得した夏のオリンピック以来久々の実戦の場となり、また母となって初優勝を達成した大会ともなった。

金城は、今年の6月に日本オリンピック委員会(JOC)から「TEAM JAPANシンボルアスリート」の認定を受けており、開幕まで2年を切ったパリ2024を視野に活動することを発表している。新たな夢に向かって、金城はまさに好スタートを切った格好だ。

なお、今大会には、金城の妹で、Tokyo 2020女子レスリング62kg級で金メダルを獲得し、姉妹でダブルゴールドに輝いた川井友香子もエントリーしていたが、試合出場の直前に腰を痛めたため、大事をとって棄権している。

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