WBCって何? 前回の優勝チームは? ワールド・ベースボール・クラシックの気になる質問をチェック!

WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)はいつ、どこで開催される? 大リーグの選手は出場するの? など、今さら聞けない質問から知っていると便利な情報まで、2023年のWBCに関する質問の答えをまとめた。

1 執筆者 ZK Goh
The World Baseball Classic is back 
(2013 Getty Images)

野球の世界一を決める大会「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC: World Baseball Classic)」が2023年3月、6年ぶりに帰ってくる。

2006年に第1回が行われ、今回で第5回を迎えるWBC2023を前に、Olympics.comではWBCに関するよくある質問を取り上げ、その答えを紹介したい。

WBCとは?

WBCとはワールド・ベースボール・クラシックの略称で、メジャーリーグ(MLB)とMLB選手会を中心に立ち上げられ、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が公認する男子野球の国際大会を指す。各国代表チームが参加して行われ、世界一を決める大会として知られている。

第1回が行われたのは2006年で、この大会で日本代表チームが初代王者となった。

大リーグの選手もWBCに出場する?

WBCにはメジャーリーグで活躍する選手も出場し、大リーガーが出場する唯一の国別対抗戦でもある。つまり、大谷翔平など大リーガーは東京2020オリンピックには出場しなかったが、WBCには出場する。

WBC2023はいつ、どこで開催される?

WBC2023の会場となるのは、台中(台中インターコンチネンタル野球場)、東京(東京ドーム)、米アリゾナ州フェニックス(チェイスフィールド)、フロリダ州マイアミ(ローンデポ・パーク)の4都市。

1次ラウンドが各地で予定され、台中で行われるA組の試合は2023年3月8日に始まり、東京でのB組の試合は年3月9日にスタート。米アリゾナ州フェニックス(C組)、フロリダ州マイアミ(D組)での試合は3月11日に始まる。

準々決勝は東京(東京ドーム)とフロリダ州マイアミ(ローンデポ・パーク)、準決勝と決勝はローンデポ・パークで行われる。

WBC2023のスケジュールは?

大会は3月8日に台中で開幕し、3月21日(日本時間では22日)にマイアミで幕を閉じる。

WBC2023のグループ分けは?

WBCの参加チームは、これまでの16チームから20チームへと変更になった。これに伴い、フォーマットも変更された。前回の2017年大会では、1次ラウンドの各組上位2チームが2次ラウンドに進み、その後、準決勝が行われたが、今回のチーム数変更により、1次ラウンドの各組上位2チームが準々決勝に進出し、ここからはトーナメント戦で優勝チームを決める。

■ 20チームのグループ分け

  • A組:Chinese Taipei(ホスト国)、オランダ、キューバ、イタリア、パナマ
  • B組:日本(ホスト国)、大韓民国、オーストラリア、中華人民共和国、チェコ※
  • C組:アメリカ合衆国(ホスト国)、メキシコ、コロンビア、カナダ、英国※
  • D組:プエルトリコ、ベネズエラ、ドミニカ共和国、イスラエル、ニカラグア※

※印は初出場国

WBC前回大会の王者と、歴代優勝国は?

チームUSAは前回のWBCで初優勝しており、連覇をかけてWBC2023に挑む。前回大会が行われた2017年の決勝では、アメリカ合衆国代表チームがドジャー・スタジアムでプエルトリコを8-0で下した。

日本は第1回、第2回で2連覇を達成し、第3回はドミニカ共和国が優勝した。

  • 第1回 2006年[優勝]日本 [準優勝]キューバ
  • 第2回 2009年[優勝]日本 [準優勝]大韓民国
  • 第3回 2013年[優勝]ドミニカ共和国 [準優勝]プエルトリコ
  • 第4回 2017年[優勝]アメリカ合衆国 [準優勝]プエルトリコ

WBCは何年に1回開催される? 次のWBCは?

WBCはこれまで不定期に開催されてきた。第1回大会となったのは2006年で、3年後の2009年に第2回大会が行われた。

その後、4年周期の2013年と2017年に実施された。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で2021年に予定されていた大会が中止となり、今回の2023年大会に変更された。WBC2023の後、次回は2026年に開催される予定。

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