FIVB(国際バレーボール連盟)2022男子世界選手権(FIVB Men's World Championship 2022)は、現地時間8月26日に開幕。プールBの龍神NIPPON(日本代表)は大会5日目となる30日、リュブリャナのアリーナ・シュトジツェで第1次ラウンド第3戦(最終戦)、キューバ代表戦に臨んだ。
男子世界選手権は当初ロシア開催の予定だったが、スロベニアのリュブリャナおよびポーランドのカトビチェ、グリビツェで行われている。
■ラウンド16進出を懸けた一戦
日本は初戦・カタール代表戦でストレート勝ちを収めたものの、続く第2戦でブラジル代表にストレート負けを喫して1勝1敗。キューバは初戦、ブラジルと接戦の末に2-3で黒星を喫するも、第2戦ではカタールに3-1で勝利を収めている。
男子世界選手権は出場24チームが4チームずつ6組に分かれて1回戦総当たりを行い、上位2チームがおよび3位チームの中で成績上位4チームが決勝トーナメントに進出する。この試合に先立ち、同会場で行われた試合でブラジルがカタールに勝利を収めていたため、カタールの最下位(4位)が確定。黒星を喫してもラウンド16に進む可能性はあるものの、ラウンド16の組み合わせは第1次ラウンドの成績により決定されるため、ともに勝利が求められる一戦となった。
■西田有志らの活躍で日本が勝利
第1セット、日本のスターティングメンバーは以下の通り。
6 ミドルブロッカー 山内 晶大
14 アウトサイドヒッター 石川 祐希
8 セッター 関田 誠大
1 オポジット 西田 有志
12 アウトサイドヒッター 髙橋 藍
2 ミドルブロッカー 小野寺 太志
20 リベロ 山本 智大
日本は西田や山内のアタックでリズムをつかみ、25-18で第1セットを先取する。しかし第2セットはオポジットのヘスス・エレーラ・ハイメが7得点を挙げるなどの活躍を見せ、キューバが25-21で取り返す。それでも日本は第3セットを25-15、第4セットを25-19と連取。日本がセットカウント3-1で勝利を収めた。この試合で西田はチーム最多となる19得点を記録。キャプテンの石川も11得点を挙げた。
Pool B - Preliminary Phase - Men Japan 3:1 Cuba
日本は決勝トーナメントに進出が決定。対戦相手は、31日に行われる試合後に決定。決勝トーナメントは9月3日から始まる。
■大会日程・放送予定(日本時間)
放送予定
第1次ラウンド
- 8月26日(金)21:00 日本 vs.カタール
- 8月28日(日)21:00 日本 vs.ブラジル
- 8月30日(火)21:00 日本 vs.キューバ
決勝トーナメント
- 9月3-6日 ラウンド16
- 9月7-8日 準々決勝
- 9月10日 準決勝
- 9月11日 決勝&3位決定戦
■日本代表メンバー
- 1 西田有志(ジェイテクトSTINGS)
- 2 小野寺太志(JTサンダーズ広島)
- 5 大塚達宣(早稲田大学)
- 6 山内晶大(パナソニックパンサーズ)
- 7 高梨健太(ウルフドッグス名古屋)
- 8 関田誠大(ジェイテクトSTINGS)
- 9 大宅真樹(サントリーサンバーズ)
- 12 高橋藍(日本体育大学)
- 13 小川智大(ウルフドッグス名古屋)
- 14 石川祐希(パワーバレー・ミラノ/イタリア)
- 16 宮浦健人(スタル・ニサ/ポーランド)
- 20 山本智大(堺ブレイザーズ)
- 23 佐藤駿一郎(東海大学)
- 26 村山豪(ジェイテクトSTINGS)
■出場国・組み合わせ
- プールA:プエルトリコ、セルビア、チュニジア、ウクライナ
- プールB:日本、ブラジル、キューバ、カタール
- プールC:ブルガリア、メキシコ、ポーランド、アメリカ合衆国
- プールD:カメルーン、フランス、ドイツ、スロベニア
- プールE:カナダ、中国、イタリア、トルコ
- プールF:アルゼンチン、エジプト、イラン、オランダ