ドイツ・ビリンゲン(ヒルサイズ=147メートル、ラージヒル)開催のノルディックスキー・ジャンプFIS(国際スキー・スノーボード連盟)ワールドカップは現地時間2月5日、最終日を迎えた。初日は混合団体の今季第2戦が行われてノルウェーが優勝。伊藤有希(土屋ホームスキー部)、中村直幹(Flying Laboratory SC)、髙梨沙羅(クラレ)、小林陵侑(土屋ホームスキー部)で臨んだ日本は4位。2日目からは個人戦が行われ、4日の女子個人第16戦では、髙梨が3位となった。
FIS公式:FIS SKI JUMPING WORLD CUP - Willingen (GER)
■日本勢が表彰台を独占
女子個人第17戦では、日本勢が表彰台独占の快挙を遂げた。1回目の飛翔で首位となる137.0m、126.6点を獲得した伊藤は、2回目も3位となる135.5m、106.7点を獲得して優勝。伊藤のW杯優勝は6年ぶり6回目となる。2位には1回目で4位、2回目でトップの136.5m、114.1点を獲得した丸山希(北野建設SC)が入った。3位は髙梨で、2戦連続の表彰台。髙梨のW杯表彰台は115回目で、自身の持つ最多記録を更新した。勢藤優花(YAMAtune)は10位。
W杯で日本勢が表彰台を独占するのは今回が初めて。男子は1997-98シーズンに3度達成している。