髙梨沙羅、今季初の表彰台…歴代最多114回目|スキージャンプW杯

ノルディックスキー・ジャンプのFISワールドカップが現地時間2月4日、ドイツのビリンゲンで開催された。女子個人第16戦では髙梨沙羅が3位となり、今季初の表彰台。通算114回目となり、自身の持つ歴代最多記録を更新した。男子の日本勢は、小林陵侑の6位が最高成績となっている。

1 執筆者 渡辺文重
TAKANASHI Sara
(Getty Images)

ドイツのビリンゲン(ヒルサイズ=147メートル、ラージヒル)で開催されているノルディックスキー・ジャンプのFIS(国際スキー・スノーボード連盟)ワールドカップは現地時間2月4日、2日目を迎えた。初日は混合団体の今季第2戦が行われてノルウェーが優勝。伊藤有希(土屋ホームスキー部)、中村直幹(Flying Laboratory SC)、髙梨沙羅(クラレ)、小林陵侑(土屋ホームスキー部)で臨んだ日本は4位だった。2日目と最終日となる3日目は、男女の個人戦が行われる。

FIS公式:FIS SKI JUMPING WORLD CUP - Willingen (GER) 

■髙梨沙羅、今季初の表彰台

女子個人第16戦は、1回目の飛翔で3位の117.8点、2回目で149.5m、146.6点を記録したドイツのカタリナ・アルトハウスが優勝。8.1点差の2位には、1回目の飛翔で首位だったエマ・クリネツ(スロベニア)となった。

W杯個人2戦連続4位と復調の兆しを見せている髙梨は、1回目の飛翔で139m、118.4点で2位に立つと、2回目は141.5mで3位となる127.3点を記録。2本合計245.7点で3位、今季初の表彰台に立った。髙梨のW杯表彰台は114回目で歴代最多となっている。伊藤は4位、丸山希(北野建設SC)は5位、勢藤優花(YAMAtune)は14位だった。

■グラネルが今季8勝目、小林陵侑は6位

男子個人第19戦は、ハルボル=エグネル・グラネル(ノルウェー)が1回目149.5m、2回目138.0m、2戦合計296.6点で優勝した。グラネルは今季8勝目。2位はアンゼ・ラニセク(スロベニア)、3位はダビド・クバツキ(ポーランド)だった。

日本勢は小林の6位が最高。中村は18位だった。竹内択(チームtaku)と二階堂蓮(日本ビールスキー部)は2回目に進めなかった。佐藤幸椰と佐藤慧一(ともに雪印メグミルクスキー部)は予選敗退となっている。

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