3月1日に開幕するAFC U20アジア杯は、FIFA U-20ワールドカップインドネシア2023の予選も兼ねて行われる。また選手にとってはパリ2024オリンピック出場、今後の日本代表・SAMURAI BLUE入りも目標となる。
ここではU-20日本代表選手を紹介する。
■注目選手
※()内はポジション/生年月日
▼松木 玖生(MF/2003年4月30日)
青森山田高校時代から注目されていた逸材。1年生時からレギュラーとして活躍し、3年生時の第100回全国高等学校サッカー選手権大会でチームを優勝に導いた。
高校卒業後はJ1のFC東京に加入。高卒ルーキーながら開幕戦のスターティングメンバーに抜擢されるなど、2022シーズンはリーグ戦31試合に出場した(2得点)。すでにFC東京では中盤の軸としての立場を確立し、2023シーズンから背番号7を付けている。
持ち前の攻撃センスに守備力も高めているほか、特筆すべきはメンタリティ。高校時代から上級生に物怖じせず意見できる性格で、プロ入り後もそのメンタリティをいかんなく発揮しチームを牽引している。U-20日本代表でもキャプテンを任されることが決まり、大黒柱として期待される。
▼山根 陸(MF/2003年8月17日)
U20アジアカップ予選ではキャプテンとして出場。チームの予選通過に導いた。本大会では副キャプテンを務める。
所属の横浜F・マリノスではルーキーイヤーの2022シーズンにJ1優勝を経験。リーグ戦には11試合に出場し、チャンピオンチームのボランチ争いに割って入った。
▼北野 颯太(FW/2004年8月13日)
今大会で背番号10を背負うチームのエース。セレッソ大阪所属で、同クラブのユース出身。また公式戦最年少出場記録保持者(16歳2か月12日)、得点記録保持者(17歳6か月17日)のクラブ記録を持つ期待の若手だ。
2022シーズンはリーグ戦19試合に出場。2023シーズンは開幕戦で先発している。26日に行われたウズベキスタンのクラブチーム・FCパフタコールU-21とのトレーニングマッチでは2ゴール。U20アジアカップでもチームを勝利に導く得点を奪うことはできるか。
■U20アジア杯日本代表メンバー
■U20アジア杯日本の日程
※日本時間
▼グループステージ
- 3月3日19:00KO vs.中国
- 3月6日19:00KO vs.キルギス
- 3月9日21:00KO vs.サウジアラビア
▼準々決勝
- 3月11日‐12日
▼順位決定戦
- 3月15日
▼準決勝
- 3月15日
▼3位決定戦
- 3月18日
▼決勝
- 3月18日
■放送予定
日本戦はDAZNでライブ配信
■見どころ
3月1日から開催されるAFC U20アジアカップウズベキスタン2023で、2大会ぶりの優勝を目指す日本。FC東京の松木玖生ら、将来A代表入りが期待される選手たちが招集された。
今大会は、5月に開催されるFIFA U-20ワールドカップインドネシア2023の出場権を懸けて行われる。上位4チーム(W杯に開催国枠で出場するインドネシアが4位以上の場合は5位決定戦で代表を決定)にW杯出場権が付与。冨樫剛一監督は「W杯の切符、そしてアジア1位を取って帰ってきたい」と意気込む。未来のSAMURAI BLUE候補たちは、アジア杯で好成績を収め、W杯という更なる国際大会に臨むことはできるか。