レアル・マドリーがアジア王者破り、5度目の優勝…3位はフラメンゴ|FIFAクラブW杯モロッコ2022

現地時間2月1日に開幕したFIFAクラブW杯モロッコ2022は最終日となる11日、3位決定戦と決勝を実施。欧州王者のR・マドリーがアジア王者のアル・ヒラルを下し、5度目の優勝に輝いた。3位決定戦では南米王者フラメンゴが、開催国枠で出場となったアル・アハリに勝利を収めている。

1 執筆者 渡辺文重
Real Madrid
(Getty Images)

FIFA(国際サッカー連盟)クラブワールドカップモロッコ2022は最終日となる現地時間2月11日、3位決定戦および決勝を行った。

■R・マドリーが5度目の優勝

モロッコの首都ラバトにあるプリンス・ムーレイ・アブデラ・スタジアムで開催された決勝に進出したのは、欧州代表のレアル・マドリー(スペイン)と、アジア代表のアル・ヒラル(サウジアラビア)。試合は前半から打ち合いの様相を呈する。

R・マドリーは13分にビニシウス・ジュニオール(ブラジル)、18分にフェデリコ・バルベルデ(ウルグアイ)が得点。圧倒的な強さを見せる展開になるかと思いきや、アル・ヒラルも26分、ムサ・マレガ(マリ)が右足シュートをゴールネットに突き刺し、1点差に詰め寄る。

しかし後半になるとR・マドリーが突き放しにかかる。54分にカリム・ベンゼマ(フランス)、58分にバルベルデがゴール。リードを3点に広げる。

63分、アル・ヒラルMFルシアーノ・ビエット(アルゼンチン)が1点を返すも、69分にはビニシウス・ジュニオールが5点目を挙げる。R・マドリーは79分、守備の乱れからビエットに得点されるも、5-3。R・マドリーが4大会ぶり6回目の出場で、5度目の優勝を果たした。

ハイライト動画(FIFA公式)

https://www.fifa.com/fifaplus/ja/watch/4qrSDSSf646bPZ9PygMT9b

■南米王者が3位に

決勝に先立ち、モロッコ北部の都市タンジェにあるイブン・バットゥータ・スタジアムで行われた3位決定戦では、南米代表のフラメンゴ(ブラジル)とアル・アハリ(エジプト)が対戦。ウィダード・カサブランカ(モロッコ)がCAF(アフリカサッカー連盟)チャンピオンズリーグを制したため、準優勝のアル・アハリが開催国枠での出場となっている。

試合は11分、ガブリエウ・バルボーザ(ブラジル)のPKでフラメンゴが先制。対するアル・アハリはアハメド ・アブデルカデル(エジプト)が38分、60分にゴールを決め、逆転に成功する。しかし69分にDFハレド・アブドゥルファターが退場となると、試合の形勢はフラメンゴに傾く。

フラメンゴは77分にペドロ(ブラジル)のゴールで追いつくと、85分にバルボーザのPKで逆転。後半アディショナルタイムにもペドロが追加点を挙げ、4-2で勝利を収めた。

ハイライト動画(FIFA公式)

https://www.fifa.com/fifaplus/ja/watch/7eRoqWgebUFfS9DcaUYyC

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