現地時間2月1日に開幕したFIFA(国際サッカー連盟)クラブワールドカップモロッコ2022は、8日に準決勝1試合を実施した。
2021-22シーズンのUEFAチャンピオンズリーグを制し、史上最多を更新する14回目のヨーロッパ王者に輝いたレアル・マドリードが準決勝から登場。対するCAFチャンピオンズリーグ2021-22準優勝のアル・アハリは、モロッコのウィダード・アスレティック・クラブが同大会を制しアフリカ代表としてクラブW杯に出場しているため、開催国枠での参加となっている。
怪我のためエースのカリム・ベンゼマや守護神ティボ・クルトワらを欠くレアル・マドリードは、立ち上がりこそ静かな展開となる。それでも徐々にチャンスを作り始めると、42分に先制。相手のパスをヴィニシウスが奪うと、そのまま持ち込みゴールに流し込んだ。この得点でレアル・マドリードが1点リードし、試合はハーフタイムを迎える。
後半は立ち上がりからレアル・マドリードが攻めこむと、開始直後の46分に追加点。ルカ・モドリッチのパスからロドリゴが放ったシュートはゴールキーパーにセーブされるが、それを拾ったフェデリコ・バルベルデが押し込み2点目を奪った。
だがアル・アハリも意地を見せ、65分にPKで1点を返しその後も同点を狙う。それでもレアル・マドリードは相手の攻撃をしのぐと、後半アディショナルタイムにロドリゴとセルヒオ・アリバスにゴールが生まれ勝負を決めた。
4-1で勝利したレアル・マドリードは、決勝でアジア代表のアル・ヒラル(サウジアラビア)と対戦。アル・アハリは、南米代表のフラメンゴ(ブラジル)との3位決定戦に臨む。決勝と3位決定戦は現地11日に開催。