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_(締め切りは1月31日)
東京体育館(東京都渋谷区)で開催された「天皇杯・皇后杯 2023年全日本卓球選手権大会(全日本卓球2023)」は1月29日に大会7日目となる最終日を迎え、男女シングルスの準決勝および決勝を行った。ここでは、女子シングルスの結果を紹介する。
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■早田、3冠達成
この日の午前には、シングルス準決勝2試合が行われ、早田ひなはオリンピック3大会連続でメダリストに輝く石川佳純と対戦し、4−0(11−7、11−4、11−5、11−9)のストレート勝利で決勝へと駒を進めた。
午後の決勝で、早田は木原美悠と顔を合わせる。木原は準決勝のもう1試合で、25日に行われたシングルス6回戦(ラウンド16)で伊藤美誠を破った横井咲桜と対戦し、ゲームカウント4−1(11-4、11-8、5−11、12-10、11-5)で高校3年生同士の対決を制し、決勝進出を決めた。
その決勝、最初に主導権を握ったのは、高校生の木原だった。第1、第2ゲームを奪い、日本一へと着実に近づく木原だったが、第3ゲームからは早田が反撃に出る。6連続ポイントを奪うなど、猛攻に出る早田はここから勢いに乗り、第3から第5ゲームまでを連取して、勝ち越しに成功する。第6ゲームでは、粘りのプレーで木原がデュースに並ぶも、最後は早田が振り切った。最終的にゲームカウント4−2(9−11、11−13、11−5、11−8、11−7、12−10)で、早田が逆転優勝を飾り、3大会ぶり2度目となる全日本の頂点に輝いた。また、早田は、シングルスだけでなく、伊藤美誠とペアを組んだ女子ダブルス、張本智和と組んだ混合ダブルスでも優勝を果たしており、女子選手では史上4人目となる大会3冠を達成した。
テレビ東京によると、早田は木原と戦った決勝の難しい展開について、「0-2になって負けを認めてから、自分自身が強くなった。本当に苦しい試合だったんですけど、最後まで冷静に戦えてよかったなと思っています」とコメント。さらに、パリ2024を含む今後の目標について、「パリオリンピックに向けて着実に力をつけるためにやってきたことが、3冠につながっている。(中略)これから、全日本よりもさらに上の世界選手権だったりとか、中国人選手にもっともっと勝てるようにがんばっていきたいと思います」と語っている。
■日程
- 1月23日 混合ダブルス1回戦
- 1月24日 混合ダブルス2~4回戦、男女ダブルス1~3回戦
- 1月25日 男女シングルス1~3回戦、混合ダブルス準々決勝
- 1月26日 男女シングルス4回戦、男女ダブルス4回戦、混合ダブルス準決勝~決勝
- 1月27日 男女シングルス5~6回戦、男女ダブルス5回戦~準々決勝
- 1月28日 男女シングルス準々決勝、男女ダブルス準決勝~決勝
- 1月29日 男女シングルス準決勝~決勝
■放送予定
1月23日〜27日
- ネット:卓球TV(全試合ライブ配信)
- テレビ放送:未定
1月28日
1月29日
■全日本卓球選手権について
大会名称は天皇杯・皇后杯 2023年全日本卓球選手権大会。この期間では一般の部に加えてジュニアの部も開催される。会場は東京都渋谷区の東京体育館。
1回戦からトーナメント形式で行われ、男女シングルスの3回戦までは11ポイント5ゲームマッチ、スーパーシードの選手が登場する4回戦(ラウンド64)以降は11ポイント7ゲームマッチで争われる。そのほかの種目はすべて11ポイント5ゲームマッチで行う。
今大会はパリ2024オリンピック選考対象大会でもある。現在指定されている選考対象14大会のうち、2023年の全日本卓球選手権は6大会目。ここまでは女子シングルスで早田ひな、男子シングルスで張本智和がリードを広げ始めている。とはいえ、今大会以降は得られるポイントが増えるため、まだまだ確定にはほど遠い。
今大会で得られるポイントは最大で60。首位が入れ替わる可能性は低いが、2位以降が大きく入れ替わる可能性がある。優勝を目指すことはもちろんだが、パリ2024に向けて一つでも上のラウンドで終えることも重要になる。
順位ごとに得られるポイントは以下のとおり。
- 1位:60
- 2位:50
- 3位:40
- 4位:40
- 5位:25
- 6位:25
- 7位:25
- 8位:25
- ベスト16:10
- ベスト32:5
■出場選手
※各種目のスーパーシードのみ