全日本卓球選手権2023┃男子シングルスの出場選手と注目は?

天皇杯・皇后杯 2023年全日本卓球選手権大会が1月23日から29日に東京体育館で開催される。今回は日本一決定戦であると同時に、パリ2024オリンピック日本代表選考にも関わる大会。ここでは男子シングルスの注目選手を紹介する。

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
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(Getty Images)

天皇杯・皇后杯 2023年全日本卓球選手権大会が1月23日から29日に東京体育館で開催。今回はパリ2024オリンピック日本代表選考ポイント付与大会となる。ここでは今大会の男子シングルスの優勝候補、有力選手を紹介する。

日程・放送予定・出場選手・組み合わせ

2024年に開催されるパリ2024に向け、鎬を削る選手たち。全日本選手権を前に、 選考ポイントランキング(2023年1月10日付 日本卓球協会発表)では、179ポイント獲得の張本智和が首位に立つ。2位の篠塚大登は113ポイントとやや離れているが、以下は混戦。吉村真晴が95ポイント、⼾上隼輔が90ポイント、及川瑞基が86.5ポイントで追う。

同時に2023年の卓球国際大会は5月に世界卓球選手権ダーバン大会(個人戦)」を控えており、1月7日から13日にかけカタール・ドーハでアジア大陸予選会が行われた。男子シングルス日本勢では張本智和、篠塚大登、吉村真晴、戸上隼輔、及川瑞基が出場し、全5選手が出場権を獲得している。

全日本卓球選手権2023トーナメント表

■男子シングルス有力選手

張本 智和(IMG)

日本男子のエースに君臨する張本だが、全日本選手権男子シングルスでは2018年大会を最後に優勝がない。今回は5大会ぶりの優勝を狙う。団体で銅メダルを獲得したTokyo2020に続くオリンピック出場へ。パリ2024日本代表レースで独走態勢を築くことはできるか。

世界選手権アジア大陸予選でも強さを見せ出場権を獲得と、良い状態をキープして全日本選手権に臨む。

篠塚 大登(愛知工業大学)

張本の独走に待ったをかけたいほかの選手たち。その中で、張本に次ぐポイント2位につけるのが篠塚だ。進境著しい19歳は、アジア大陸予選で世界選手権出場権を獲得済みで、今年は国際舞台でも躍進なるか。

全日本選手権では初優勝を目指す立場だが、日本一の勲章とともに初のオリンピック出場に前進することはできるか注目の1人だ。

吉村 真晴(TEAM MAHARU)

吉村も世界選手権出場権を獲得している。アジア大陸予選ではリオデジャネイロ2016、Tokyo2020とオリンピック連覇中の馬龍(マ・ロン/中国)から金星。世界王者を破って見せた。

2012年大会覇者でリオデジャネイロ2016団体銀メダリストの吉村は、今大会では篠塚と同じ第2ブロック。ブロック内では実績最上位とも言える存在だ。パリ2024代表選考レースでは3位につけており、全日本選手権でポイントを加算したい。

及川 瑞基(木下グループ)

及川も第2ブロックに入り、ここは世界選手権出場権獲得選手が3人集まる注目の組み合わせとなった。

2021年大会を制している及川ももちろん優勝を狙う1人であり、パリ2024に向けてもここで好成績を残したいだろう。代表選考レースでは5位ながら2位以下は混戦となっており、今大会の結果次第では順位の変動も十分に起こりうる。

戸上 隼輔(明治大学)

全日本選手権連覇を狙うのが戸上。3位に入った2022年世界選手権団体戦での活躍など、国際舞台でも存在感を示している。世界選手権アジア大陸予選では最終日まで出場権獲得を争い、最後の1枠をもぎ取る勝負強さを見せた。

初優勝を飾った前回大会に続く日本一なるか。

丹羽 孝希(スヴェンソンホールディングス)

丹羽は国際大会からの引退を表明しており、パリ2024代表選考レースには参戦していない。だがリオデジャネイロ2016団体銀、Tokyo2020団体銅メダルなど実績は最上位とも言える存在だ。

全日本選手権は2013年大会を制している。今大会も優勝候補であり、注目選手の1人となるだろう。

■パリ2024日本代表選考獲得ポイント

男子シングルス

  1. 張本智和
  2. 篠塚大登
  3. 吉村真晴
  4. ⼾上隼輔
  5. 及川瑞基
  6. 吉山僚一
  7. 田中佑汰
  8. 横谷晟

2024年 パリオリンピック選考ポイント 上位8名(PDF/日本卓球協会)

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