FIFA(国際サッカー連盟)ワールドカップ(W杯)カタール2022は11月27日に、大会8日目を迎えた。グループEに属するサッカー男子日本代表のSAMURAI BLUEは、グループステージ第2節となる、コスタリカ代表と対戦した。
■日本・スターティングメンバー
GK
- 権田修一
DF
- 山根視来
- 板倉滉
- 長友佑都
- 吉田麻也
MF
- 遠藤航
- 堂安律
- 守田英正
- 鎌田大地
- 相馬勇紀
FW
- 上田綺世
■コスタリカ・スターティングメンバー
GK
- ケイロール・ナバス
DF
- ケイシェル・フレル
- オスカル・ドゥアルテ
- フランシスコ・カルボ
- ブライアン・オヴィエド
- ケンダル・ワストン
MF
- セルソ・ボルヘス
- ジェルトシン・テヘダ
- ヘルソン・トーレス
FW
- アンソニー・コントレラス
- ホエル・キャンベル
■日本、連勝ならず
ドイツ代表から大金星をあげた、歴史的な勝利から中3日をあけて臨んだ今日(27日)のコスタリカ代表戦では、森保一監督が以前より代表26名全員による「総力戦」と強調している通り、今試合の先発イレブンに山根や相馬などのJリーグ所属選手や、先のドイツ戦で途中出場から同点ゴールを決めた堂安など、合計5名が入れ替わって臨んだ。
前半、SAMURAI BLUEのメンバーは積極的にボールを回しながら好機をうかがうも、コスタリカの固い守備に阻まれ、チャンスメイクができないもどかしい時間が長く続く。日本のシュート数は2本、コスタリカも3本という、両チームにとって決定的な場面が少ない展開で、アディショナルタイムもわずか1分のみで前半を終え、後半の45分へ折り返す。
ハーフタイム終了後、日本は上田に代わって、ドイツ戦で決勝ゴールを決めた浅野拓磨と、長友に代わって伊藤洋輝を投入する。後半の開始早々、日本の攻撃が続き、ゲームを支配する流れになった。さらに、後半17分には、山根から三笘薫への交代で、3バックのフォーメンションへと変更し、またその5分後の後半22分には、堂安に代わって伊東純也を送り込み、攻撃的な陣営で敵地へ何度も迫った。ペナルティエリアに進入を繰り返したほか、ファウルからFKを獲得するなどチャンスも生まれたが、ゴール枠に嫌われたほか、相手の壁に阻まれるなど、日本の得点には繋がらない。
スコアレスドローの展開も見えていた後半36分、自陣でパスワークが乱れたところをコスタリカに突かれ、DFフレルが放ったシュートを権田が手を伸ばして弾くも、ゴール左上へと吸い込まれ、日本は先制点を献上してしまう。
その直後、森保ジャパンは相馬から南野拓実を最後の交代枠で投入し、果敢に相手ゴールを狙った。最低でも同点で終わりたかったSAMURAI BLUEだが、最後までコスタリカの守備の牙城を崩すことができす、アディショナルタイム6分が無情にも過ぎていき、スタジアムに試合終了のホイッスルが鳴り響く。この結果、0−1で日本はコスタリカに敗れ、2連勝とはならなかった。
■森保一監督コメント
「(終盤まで)0-0でいきながら、最後までゴールできず、相手も強く、なかなかうまい展開にならなかった。(スペイン戦の)次に切り替えて、応援してくれている皆さまへ良い結果を出せるように良い準備をしたいです」
「(コスタリカ戦の)失点以外は、思ったとおり無失点に抑えながら、攻撃のチャンスをつくって得点を狙いにいく狙い通りの展開。ですが、結果が狙い通りではなかったです」
グループステージの2試合を終え、日本は1勝1敗となり、勝ち点3のままで、スペイン代表との最終節を迎える。「ベスト8進出」を目指す日本にとって、絶対に負けられないスペインとの試合は、日本時間12月2日04:00キックオフの予定だ。
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