FIFA(国際サッカー連盟)ワールドカップ(W杯)カタール2022は現地時間11月25日、大会6日目を迎えグループステージ第2戦がスタート。この日はグループAとBの試合が行われた。
■カタールの敗退が決定
グループAでは、ともに初戦黒星の開催国カタール代表とセネガル代表が激突。試合はセネガル優位に運ぶが、5バックのカタールが粘り強く守る。それでも41分、相手のミスからブライム・デュアがネットを揺らし、セネガルが先制し前半終了。
後半は、開始早々にコーナーキックからセネガルが追加点。開催国の意地があるカタールはここから徐々に攻勢に転じると、78分にモハメド・ムンタリがW杯初ゴールをカタールにもたらした。だが反撃はここまで。直後にセネガルが試合を決定付ける3点目を奪い、今大会初勝利をマークしている。カタールは連敗でグループステージ敗退が決まった。
他会場の結果を受け、勝てば突破が決まるオランダ代表はエクアドル代表と対戦。試合は6分にコーディ・ガクポの2試合連続ゴールでオランダが幸先良く先制する。だがその後はエクアドルに攻め込まれる時間が増え、後半開始早々にエネル・バレンシアに同点弾を許した。1ポイントずつ分け合い、ともに勝点を4に伸ばしている。
最終戦ではオランダがカタール、エクアドルがセネガルと対戦する。
■イランが劇的勝利
グループBのイラン代表 対 ウェールズ代表は、見ごたえある展開ながら両チーム決め手を欠き、終盤までスコアレス。だが86分に試合が大きく動く。ウェールズGKウェイン・ヘネシーがファールを犯し一発退場。数的優位となったイランは果敢に攻めると、アディショナルタイムにルーズベー・チェシュミがミドルシュートを突き刺し先制に成功した。直後にラミン・レザイーアンが試合を決める2点目を奪い、イランが今大会初勝利を挙げた。
初戦勝利のイングランド代表は、引き分けスタートのアメリカ代表と対戦。試合は両チーム譲らずスコアレスドローだった。
勝点4のイングランドは最終戦でウェールズ戦。アメリカはイランと激突する。
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