FIFA(国際サッカー連盟)ワールドカップ(W杯)カタール2022は現地時間11月23日に、大会4日目を迎えた。グループEの男子日本代表・SAMURAI BLUEはこの日に初戦を迎え、ドイツ代表と対戦した。
■日本代表スターティングメンバー
GK
- 権田修一
DF
- 長友佑都
- 吉田麻也
- 板倉滉
- 酒井宏樹
MF
- 遠藤航
- 田中碧
- 伊東純也
- 鎌田大地
- 久保建英
FW
- 前田大然
■ドイツ代表スターティングメンバー
GK
- マヌエル・ノイアー
DF
- アントニオ・リュディガー
- ニクラス・ズーレ
- ニコ・シュロッターベック
- ダビド・ラウム
MF
- ヨシュア・キミッヒ
- イルカイ・ギュンドアン
- セルジュ・ニャブリ
- トーマス・ミュラー
- ジャマル・ムシアラ
FW
- カイ・ハフェルツ
前半はドイツの一方的な展開に。8分にはカウンターから前田大然がネットを揺らしたが、オフサイドの判定。それ以降、日本は最前線の前田大然までもが守備に回るほど押し込まれ、シュートも打てない時間が続く。31分に権田修一が相手選手を倒してしまい、PKを献上。イルカイ・ギュンドアンに決められて先制を許した。
ハーフタイム明けに森保一監督は久保建英に代えて冨安健洋を投入。3バックに布陣を変えると、これが奏功し日本が流れを手繰り寄せる。守備が安定し、徐々にボールを握れるように。57分に三笘薫と浅野拓磨、70分過ぎに堂安律と南野拓実を続けざまに投入し一気に勝負に出る。すると75分、三笘、南野とつないで南野がクロス。GKが触ったこぼれ球を堂安が蹴り込んで同点弾を挙げた。
追いつかれたドイツも攻勢に出る中、83分に板倉滉のロングパスから浅野が抜け出し、巧みなコントロールからゴールへ迫る。相手DFと競り合いながらも右足を振り抜き、ゴールネットに突き刺した。逆転に成功した日本はこのリードを最後まで守り抜き、2-1で勝利。2014年大会の優勝チームでもある強豪国から大金星を挙げた。
日本は次節、27日にコスタリカ代表と対戦。ドイツは同日にスペイン代表と対戦する。
■森保一監督のコメント
チーム、スタッフ一丸となっていい準備をしてくれました。粘り強く戦おうと言ってきて、それが勝利につながったと思います。現地でもホームと感じるようなサポーターが駆けつけてくれて、後押しをしてくれました。日本からも多くの方が我々を応援してくれました。そのサポートのおかげで最後まで戦えて、勝つことができました。
(選手交代が結果を残したことについて)チームの総合力で、総力戦で戦おうと。スタートから出た選手だけではなく、途中から出た選手が試合を決める、試合を締める。その流れで自分たちの良さを発揮し、チームを勝たせてくれたと思います。
ただし、まだ1試合が終わっただけです。一喜一憂しすぎず、次の試合に向けて反省し、勝利を目指して戦いたいと思います。
■堂安律のコメント
おれが決めるという気持ちで入りましたし、おれしかいないと思って、強い気持ちで入りました。これに一喜一憂せず、強い気持ちを持って、またチーム一丸となって戦いです。僕が日本サッカーを盛り上げるという気持ちでピッチに立っているので皆さんにぜひ期待してほしいです。
■浅野拓磨のコメント
チャンスがあればシュートを打つと決めていました。ゴールの前にいくつかチャンスがあって、それが最後の結果につながったと思います。
4年前から、今日のことを想像しながら、今日の日のために全力で準備してきました。それが結果につながっただけだと思います。これが結果につながらなかったとしてもやってきたことは変わりません。今日、たまたま結果につながっただけだと思います。
みんなで勝ち取ったゴール、勝利でした。今日は全員で勝点3の分だけ喜んで、明日から切り替えて次のゲームの準備をしたいと思います。
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