FIFA(国際サッカー連盟)ワールドカップ(W杯)カタール2022は現地時間11月21日、大会2日目を迎えた。この日はグループAの1試合、グループBの2試合が行われ、優勝候補に挙げられるオランダ代表、イングランド代表が白星発進を果たしている。
■初優勝狙うオランダが勝利
グループAでは、オランダとセネガル代表がアルトゥマーマ・スタジアムで対戦。試合はスコアレスのまま終盤を迎える。均衡を破ったのはオランダ。84分、FWコーディ・ガクポのヘディングシュートで先制点を奪う。後半アディショナルタイムには、途中出場のMFデイヴィ・クラーセンが追加点。GKアンドリース・ノペルトの好守も光り、W杯初優勝を狙うオランダが勝利を収めた。
グループAもう1試合は21日に開幕戦として行われ、エクアドル代表が2-0でカタール代表を下している。第2節は25日、オランダとエクアドル、カタールとセネガルがそれぞれ対戦する。
■イングランドが6得点大勝
グループBは第1節の2試合を実施。日本代表戦も行われるハリファ・インターナショナル・スタジアムでは、イングランドとイラン代表が対戦した。開始早々にアクシデントが発生。イランGKアリレザ・ベイランバンドが味方選手との接触で頭部を負傷する。治療による中断の後、プレー復帰を試みるも断念。20分、脳しんとうによりホセイン・ホセイニと交代する。
イングランドは35分、MFジュード・ベリンガムのゴールで先制すると、43分にはFWブカヨ・サカが追加点。さらに前半アディショナルタイム、FWラヒーム・スターリングが得点を挙げる。62分には、再びサカがゴール。イランは直後、FWメフディ・タレミが得点を挙げるも、71分、90分にも失点。後半アディショナルタイムにタレミがPKで2点目を挙げるも2-6で大敗を喫した。
グループB第1節もう1試合では、アメリカ合衆国代表とウェールズ代表が対戦。米国は36分、FWティモシー・ウェアのゴールで先制する。対するウェールズは82分、FWガレス・ベイルのPKで追いつく。試合は1-1で終了した。
グループB第2節は25日に実施。ウェールズとイラン、イングランドと米国が対戦する。日本の初戦は23日。ハリファでドイツ代表と対戦する。