小野光希、今季初勝利!|スノボ・ハーフパイプ ラークス2024

2023/2024シーズンにおけるスノーボード・ハーフパイプのワールドカップ第3戦がスイス・ラークスにて現地時間1月20日に行われ、女子ではユースオリンピックで金メダルを獲得している小野光希が、今季初勝利を飾った。また、冨田るきと、男子の平野流佳が3位に入っている。

1 執筆者 Yukifumi Tanaka / 田中幸文
Mitsuki Ono wins the bronze medal during the FIS Snowboard World Championships Men's and Women's Halfpipe on March 3, 2023 in Bakuriani, Georgia.
(2023 Getty Images)

国際スキー・スノーボード連盟(FIS)が主催する2023/2024シーズンにおけるスノーボード・ハーフパイプのワールドカップ第3戦が、スイス・ラークスにおいて現地時間1月20日に行われた。

大会は16日に開幕し、ハーフパイプの予選・本戦にくわえて、スロープスタイルのワールドカップ(予選・本戦)も行われている。

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YOG金メダリストの小野、今季初優勝!

22名がエントリーした女子の予選(18日)では、出場した日本代表3名全員が上位8名による本戦進出を決めた。

その本戦(20日)では3名が棄権したことから、ファイナリスト5名によってメダルが争われた。その中で、1本目のランから高得点を叩き出したのは、2020年に同国のローザンヌで行われた冬季ユースオリンピック(YOG)ローザンヌ2020において、女子ハーフパイプで金メダルに輝く小野光希だ。予選4位通過の小野は唯一、6名のジャッジ全員から80点以上のスコアで評価され、81.75をマークして今季初優勝を飾った。また、小野とともに北京2022で日本代表を務めた冨田るきがスコア60.50で、3位に入った。

一方、予選を首位で通過していた、オリンピック2連覇中のクロエ・キム(アメリカ合衆国)は、本戦では2本のラン両方で転倒が続き、4位に沈んだ。北京2022で銅メダルに輝く冨田せなは、本戦を棄権したひとりで、予選の成績に基づき最終7位に終わっている。

スノーボード・ハーフパイプ ワールドカップ ラークス(スイス)2024女子の表彰台成績ならびに日本人成績は、以下の通り(外国人選手はFISの表記に準ずる)。

※DNS=Did Not Start(棄権)

男子のハーフパイプでは、北京2022で日本代表を務めた4名全員がファイナルラウンドに進出しており、小野とともにYOGローザンヌ2020で金メダルに輝く平野流佳が、2本目のランで90.00をマークして3位に入った。平野海祝は4位、海祝の兄で、北京2022金メダリストの平野歩夢は10位、戸塚優斗は11位だった。優勝は、北京2022銀メダリストのスコッティ・ジェームス(オーストラリア)で、スコアは94.00だった。

このほか、男子のスロープスタイルでは、YOGローザンヌ2020のスノーボード男子ビッグエアで金メダルに輝く木俣椋真が、2位に入っている。

次戦のスノーボード・ワールドカップは、1月31日から2月3日までアメリカ合衆国カリフォルニア州マンモスマウンテンにて行われ、今大会と同様、男女のハーフパイプとスロープスタイルの2種目が実施される。

また、4年に一度行われる冬季ユースオリンピックが、大韓民国・江原で現在開催中(1月19日開幕)で、スノーボードをはじめ、10代アスリートによるウィンタースポーツの熱い戦いが、2月1日まで行われる。

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