開心那が2位、四十住さくらが3位、スケートボード・パーク世界選手権UAE 女子決勝

パリ 2024

スケートボード・パーク世界選手権の最終日となった2月12日、上位8選手による女子決勝が行われ、スカイ・ブラウンが1位、開心那が2位、四十住さくらが3位、草木ひなのが4位となり、日本勢が2位〜4位を飾った。

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(Alex Morean)

パリ2024オリンピックの予選を兼ねてアラブ首長国連邦シャルジャで行われているスケートボードパーク世界選手権

最終日となった2月12日、女子決勝が行われ、東京オリンピック銅メダリストで14歳のスカイ・ブラウン(英国)が優勝、東京2020オリンピック銀メダリストで14歳の開心那が2位、東京2020金メダリストで20歳の四十住さくらが3位となった。

準決勝3位で通過した開は、決勝6番手で滑走。「1本目は緊張した」と決勝後のOlympics.comのインタビューで語ったものの1本目で85.00点をマークして1本目が終わった時点で首位に。「今回の大会で一番高い点数だったので嬉しかったです」と振り返った。

2本目では、45秒のランの最後のトリックでフロントサイドノーズグラインド・リバートを決めて得点を86.66点に更新。この技にはコメンテーターも「何が起こっているんだ!」と興奮気味に語り、開は「大会でやっている人がいない技だったので、出せれてよかったです」と笑顔を覗かせた。

一方、3番手に滑走した四十住は、1本目後半に組み込んでいたヒールフリップインディーで転倒。得点は67.83点にとどまった。8人が1本目を滑り終わった時点で、四十住は最下位の8位。順位については「自分では考えないようにしていたんですけど、プレッシャーはあったと思います」と振り返った。

2本目でも転倒し、2本目終了時点で順位は最下位のままだったが、「(最初の2本)失敗したけど、やれるとこまで練習したし、あと1本あるから頑張ろうと思いました」と自分を奮い立たせて3本目をドロップイン。ここでしっかりと滑りきって85.15点を出して、ブラウン(89.63点)、開(86.66点)に続いて3位に食い込むと、あとは残りの5選手の成績を待つ形になった。

「表彰台にはすごい立ちたかったけど、みんなこのために頑張っているので、『がんばれー』と思いながら見てました」

四十住の後に、ブライス・ウェットスタイン(アメリカ合衆国)やグレース・マーホファー(アメリカ合衆国)が自身の得点を伸ばしたものの、最終順位に影響はなく、ブラウンが1位、開が2位、四十住が3位で女子パーク世界選手権が幕を閉じた。

四十住は、「オリンピック(表彰台)と同じメンバーだと思うんですけど、一緒に練習してたので、このメンバーで(表彰台に)立ててよかったです」と喜びと安堵の表情を覗かせた。

また、世界選手権初出場で決勝に進出した14歳の草木ひなのは、自身の挑戦を振り返り、「自分のやりたいことができず、悔しいです」とコメント。女子パークではブラウン、開、四十住の3トップが圧倒的に力を発揮する状況について、「次の予選大会では崩しに行きます」と話し、そのための成長を誓った。

スケートボード・パーク世界選手権の結果

2023年2月12日 女子決勝の結果

  1. スカイ・ブラウン(英国)90.83
  2. 開心那(日本)86.66
  3. 四十住さくら(日本)85.15
  4. 草木ひなの(日本)84.50
  5. ブライス・ウェットスタイン(アメリカ合衆国)84.40
  6. ローラ・タンブリング(英国)81.53
  7. ミナ・ステス(アメリカ合衆国)80.33
  8. グレース・マーホファー(アメリカ合衆国)80.18
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