「第42回大阪国際女子マラソン大会/2023 OSAKA Women's Marathon」が、1月29日にヤンマーフィールド長居(大阪府大阪市)を発着地とする大阪市内を巡る42.195kmのコースで行われる。
今大会は、昨年(2022年)に続き、パリ2024日本代表選考競技会の「マラソングランドチャンピオンシップ(以下:MGC)」出場権を獲得できる指定大会に認定されており、条件を満たす成績を残せば、2023年10月15日に予定されているMGCに出場することができる。この大会には、前回のMGCで優勝し、日本代表としてTokyo2020に出場した前田穂南が、オリンピック以来のフルマラソンに出場する。ここでは、前田の他に大阪国際女子マラソンに出場するランナーや、日程・スタート時間・放送予定・ライブ配信などを紹介しよう。
■日程・スタート時間
1月29日(日)12:15 スタート
■放送予定
- 地上波:カンテレ/フジテレビ系 全国ネット(12:00〜14:30/生中継)
※2023年1月11日時点の情報
■出場選手
※2023年1月11日時点/大会公式HP掲載順
■見どころ
2023年の幕開けとともに、日本国内でのマラソン大会は、春先まで主要大会が目白押しだ。その先陣を切る競技会が「大阪国際女子マラソン2023」だ。
陸上競技選手、とりわけマラソンランナーにとって、2023年はとくに多忙かつアスリートキャリアを左右する1年となりそうだ。なぜなら、8月には世界陸上(ハンガリー・ブダペスト)が控えており、その翌月の9月には、1年の開催延期となったアジア競技大会(中華人民共和国・杭州)と続く。さらに、開幕までおよそ1年半と迫ったパリ2024の日本代表選考競技会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」が、10月15日に東京都内(コース未定)で開催されることが、2022年末に発表されたばかり。これら3大会の代表選考や出場権獲得の懸かる指定大会に「大阪国際」が認定されていることから、パリ2024の出場を目指す選手にとっては、大阪国際での成績が、パリまでのロードマップを占うことになるといえそうだ。
大阪国際女子マラソン2023には、8名の日本人選手にくわえて、3年ぶりに海外からの選手4名も招待されており、合計12名が大会のフロントランナーとして大阪市内のコースを駆け巡る。とくに、東京2020代表の前田穂南にとっては、この大阪国際がオリンピック以来のフルマラソン大会に出場となる。前回のMGC女王であり、復調の兆しを見せる前田は、大阪のマラソンコースでMGC出場権を獲得し、2大会連続のオリンピック出場に向けて弾みをつけられるか、注目だ。
また、今回の大阪国際女子マラソンは、12年ぶりにコースが変更されている。細かなカーブの多い大阪城公園内を走ったり、見晴らしが良く沿道からの応援が聞こえやすい市内道路を巡るコースに設定されたため、高記録が出るのではと期待されている。
浪速の地で、「浪」に乗って、「速」いタイムで、フィニッシュテープを切るのは、いったい誰なのかーー。