【陸上】クイーンズ駅伝:資生堂が16年ぶり2度目の優勝

11月27日、宮城県を舞台に行われた第42回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会「クイーンズ駅伝」。田中希実(豊田自動織機)の実業団駅伝デビュー、一山麻緒、新谷仁美、廣中璃梨佳のデッドヒートなど、見どころが多かったレースは、資生堂の16年ぶり2度目の優勝で幕を閉じた。

1 執筆者 渡辺文重
実業団女子駅伝/16年ぶり2度目の優勝を果たした資生堂
(時事)

第42回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会「クイーンズ駅伝」が11月27日、宮城県・松島町から仙台市までの6区間(42.195km)で行われた。

クイーンズ駅伝は前回大会の上位8チーム(積水化学、資生堂、デンソー、JP日本郵政グループ、ダイハツ、山田ホールディングス、ユニバーサルエンターテインメント、ワコール)と、予選にあたるプリンセス駅伝の上位16チーム、合計24チームで争われる。

1区には、田中希実(豊田自動織機)、萩谷楓(エディオン)、松田瑞生(ダイハツ)らが出場。そうした中、資生堂の木村友香がトップでたすきを渡す。実業団駅伝デビュー戦となった田中は2位、萩谷は4位、松田は5位だった。

資生堂は2区も、佐藤成葉がトップでたすき。区間賞は佐藤や卜部蘭(積水化学)ら4名が獲得する。資生堂3区を任されたのは一山麻緒だったが、新谷仁美(積水化学)と廣中璃梨佳(日本郵政)の激しい追い上げに遭い、3位に転落。トップは日本郵政、2秒差2位は積水化学。区間賞は1秒差で新谷が獲得した。

4区はケニア出身のジュディ・ジェプングティチが区間賞の快走で、資生堂が首位を奪還。資生堂は5区も五島莉乃が区間賞の走りを見せて後続を引き離すことに成功する。資生堂は6区も首位を守り、大会新記録となる2時間12分28秒で、16年ぶり2回目の優勝を果たした。

2位は積水化学、3位は日本郵政。次回シード権は4位のエディオン、5位のダイハツ、6位の豊田自動織機、7位のパナソニック、8位の第一生命グループまでが獲得している。

結果速報:クイーンズ駅伝in宮城 第42回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会

コース・区間

  • スタート:松島町文化観光交流館前
  • 1区:→ヤマダデンキテックランド塩釜店前(7.6km)
  • 2区:→塩竈市上下水道部前(3.3km)
  • 3区:→富士化学工業前(10.9km)
  • 4区:→聖和学園高等学校前(3.6km)
  • 5区:→仙台第二高等学校前(10.0km)
  • 6区:→弘進ゴム アスリートパーク仙台(6.795km)
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