北米プロ野球MLB(メジャーリーグベースボール)公式戦が現地時間8月9日(日本時間8月10日)に行われ、ロサンゼルス・エンゼルスはオークランド・コロシアム(アメリカ合衆国カリフォルニア州オークランド)でオークランド・アスレチックスと対戦した。
2番・投手で先発出場した大谷は1回、2回と安打を許しながらも後続を打ち取り打者3人ずつで終える。
1点リードで迎えた3回は2四球、4回には四球と安打でピンチを招くも、あと一本を許さず。3回には先頭のジョナー・ブライドを空振り三振に打ち取り、日米通算1000奪三振を達成した。
5回も無失点で切り抜けると、6回はクリーンアップを三者凡退に抑え、この回限りでマウンドを降りた。
打者としては初回の第1打席は四球で出塁。3回の第2打席は一ゴロに倒れたが、5回先頭の第3打席では二塁への強烈な内野安打を放ち2試合連続安打を記録。
4-0で迎えた7回の第4打席では1ボールからの2球目、125キロのスライダーをとらえると、打球は右翼席に突き刺さる25号本塁打となった。
大谷の投打に渡る活躍などで、エンゼルスは2連勝。
大谷はこの日、投手としては6回91球を投げて無失点、4安打、5奪三振、3四球という内容で10勝目を手にした。打者としては25号ソロを放つなど、3打数2安打、1打点、1得点、1四球だった。
今シーズン通算では、投手としては19試合で10勝7敗、防御率2.68、157奪三振。打者としては107試合で打率.256(399打数102安打)、25本塁打、66打点、11盗塁としている。
自身MLB初の10勝を挙げた大谷は、ベーブ・ルースが達成して以来104年ぶりの10勝&10本塁打を達成。さらに日米通算1000奪三振を達成し、MLB通算本塁打で日本人歴代単独2位にも浮上した。シアトル・マリナーズなどで活躍したイチローさんの記録を越え、通算118本としている
大谷翔平
(ベーブ・ルース以来となる記録達成について)もちろんタイプ的な違いもあると思いますけど、そういう選手の一部の記録を超えることができてすごくうれしいです。もっともっと打ちたいと思います。
いいピッチングをしていれば必ずチャンスはあるかなと思っていました。今日は打線が(テーラー)ウォードがいいホームランを打ちましたし、先制点もしっかり取れて、いい流れでいけました。こういう試合を多くできたらなと思います。
(ピッチャー返しが直撃したことについて)ちょっとアクシデントは多いですけど、なるべく出られる試合は出たいです。投げたり打ったり、なるべく多く出たいと思っています。試合中は集中していたのでそこまで気になりませんでしたけど、時間が経ってからのほうが違和感はあると思います。まともに当たったので、しんどいかなとは思いましたけど、なんとか集中してなるべく多くは投げられたと思います。
まずは最後まで、健康で終われるように、1日1日健康管理をしたいと思います。もっともっと三振も取れるように頑張っていきたいです。