日米通算200勝に王手をかけるサンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有が現地時間5月19日、トゥルーイスト・パーク(アメリカ合衆国ジョージア州)で行われた北米プロ野球・MLB公式戦、アトランタ・ブレーブス戦に先発登板した。ダルビッシュは本来18日の試合で先発する予定だったが、この試合が悪天候により中止となったため、スライド登板となる。
1回表、パドレスがいきなり3点を先制。ダルビッシュの偉業を後押しする。そのダルビッシュは初回、3番のマーセル・オズナに二塁打を打たれるも、4番のマット・オルソンを三振に打ち取り、無失点。2回は先頭打者に内野安打とされるも併殺で切り抜ける。3回は四球を出すも無安打。4回以降はランナーを出さない完璧な投球を披露する。ダルビッシュは7回99球、被安打2、与四球1、奪三振9。チームも7回までに9点を挙げ、ダルビッシュの偉業達成に華を添えた。
試合は9-1でパドレスの白星。ダルビッシュは今季4勝目となっている。
ロサンゼルス・ドジャースはドジャー・スタジアム(米国カリフォルニア州)でシンシナティ・レッズと対戦。ドジャースの大谷翔平は2番・指名打者(DH)で出場となった。その大谷は、第1、第2打席とも凡退。第3打席は今季初の死球で出塁すると、8回の第4打席は内野安打。2試合ぶりのヒットを記録する。
試合は2-2で、延長タイブレークに突入。大谷は二死1、2塁で第5打席を迎える。大谷はアレクシス・ディアスのストレートをライト前にヒット。これで2塁ランナーのジェイソン・ヘイワードが生還し、チームは3-2で勝利を収めた。大谷のサヨナラヒットはドジャース移籍後初。4試合ぶりのマルチ安打で打率を両リーグ通じて首位の.353に上げている。