【スポーツクライミング】W杯いわて盛岡2日目:楢﨑智亜が優勝…緒方良行2位、藤井快3位で表彰台独占

パリ2024で採用されるスポーツクライミングのB&L(ボルダー&リード)コンバインド。その初となるW杯が岩手県営運動公園(盛岡市)で開催され、10月21日は男子決勝が行われた。優勝は楢﨑智亜。2位は緒方良行、3位は藤井快と日本勢が表彰台を独占した。女子決勝は22日に開催。

1 執筆者 渡辺文重
NARASKI Tomoa
(Getty Images)

パリ2024のスポーツクライミングで採用されるB&L(ボルダー&リード)コンバインド。その初めてとなるIFSC(国際スポーツクライミング連盟)クライミングワールドカップが10月20日、岩手県営運動公園(盛岡市)で開幕した。大会初日は男女予選を実施。2日目となる21日は準決勝および男子の決勝が行われた。日本からは男女16選手がエントリー。全選手が上位20名による準決勝へ進出している。

■日本勢が表彰台独占

男子準決勝は、首位に楢﨑智亜(TEAM au)、2位に緒方良行(B-PUMP)、3位に本間大晴(明治安田生命)と、日本勢が上位を独占。6位の藤井快(TEAM au)、7位の川又玲瑛(B-PUMP)とともに、上位8名による決勝に進む。

先に行われたボルダリングでは、ポール・ジョンフ(フランス)が84.7点で首位。楢﨑が84.3点で2位、藤井が68.6点の3位で追う展開となる。後半リードでは、緒方が84点(獲得高度43)で首位、楢﨑が72.1点(同40+)で2位、本間が68.1点(同39+)となる一方、ジョンフは45点(同32)の8位にとどまる。

この結果、総合156.4点で楢﨑が優勝。2位は緒方、3位は藤井となり、日本勢が表彰台を独占した。本間は6位、川又は7位となっている。

■森秋彩、野中生萌らが決勝へ

女子準決勝は、森秋彩(茨城県山岳連盟)が首位。ナタリア・グロスマン(アメリカ合衆国)が2位、Tokyo2020銀メダルの野中生萌(無所属)が3位となっている。谷井菜月(明治安田生命)は5位、伊藤ふたば(TEAM au)は7位で決勝進出。決勝は22日に行われる。

結果速報:IFSC - Climbing World Cup (B&L) - Morioka, Iwate (JPN) 2022

■W杯いわて盛岡の日程・放送予定

10月20日(木)第1日

  • 09:00- 男女予選(ボルダリング)
  • 14:30- 男女予選(リード)

10月21日(金)第2日

  • 09:00- 男女準決勝(ボルダリング)
  • 12:30- 男女準決勝(リード)
  • 18:10- 男子決勝

【放送予定】

10月22日(土)第3日

  • 14:45- 女子決勝

【放送予定】

■JMSCA(日本山岳・スポーツクライミング協会)派遣選手

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