Tokyo2020で初めてオリンピック実施種目に採用されたスポーツクライミング。男子日本代表として出場した楢崎智亜は、同大会で4位の成績を残した。ここではパリ2024でメダル獲得を目指す楢崎の年齢や身長、成績などのプロフィールを紹介する。
楢崎は1996年6月22日、栃木県宇都宮市で誕生。現在の身長は169cm。
幼稚園の頃から器械体操を習い、身体能力に磨きをかけていた。小学4年生のときに体操教室に通うことをやめてしまったが、当時培われたバネやバランス能力、思い切りの良さはスポーツクライミングに活かされている。
スポーツクライミングとの出会いは10歳の時。兄が通っていたクライミングジムにたまたま遊びにいったことがきっかけだった。自身は「登っているだけで面白かったし、自由に壁を動き回れるのが何より楽しかった」と当時を振り返る。すっかりスポーツクライミングに魅了され、持ち前の運動神経を武器にめきめきと実力をつけていく。
高校は進学校として知られる宇都宮北高校に入学。一時は医学部への進路も検討していた。高校卒業後には大学進学を勧める両親の思いに反し、プロクライマーの道に進むことを決意した。
当人いわく「大学に行きながら……というのも考えましたが、それだとダメだった場合に逃げちゃうなと思った」。大会で上位に入っても賞金は渡航費で消えるほどの金額、スポンサーと協会のサポートがなければやっていけない環境。それでも、あえて厳しい状況に自分を置く道を選んだ。
2014年の8月にはドイツで行われたIFSC(国際スポーツクライミング連盟)世界選手権のボルダリングで10位、プロ転向後の2015年には中国で開催されたアジア選手権の同種目で4位の結果を残す。
そうしたなか、持ち前のフィジカルだけに頼らず、技術を磨き「勝利を優先する登り方」を習得。さらなる高みをめざすなかでメンタルトレーニングにもしっかりと取り組んだ。日本クライマー界の先駆者で後に妻となるとなる野口啓代の「泥臭くても勝ったほうがかっこいい」という言葉にも刺激を受け、勝利にこだわる姿勢を貫くようになった。
2016年8月には、IFSCワールドカップ(以下W杯)のボルダリングで年間総合優勝を達成した。9月の世界選手権ボルダリング種目では、日本人として初めて優勝。Tokyo2020はボルダリング、スピード、リードの複合で実施されるが、楢崎はこの複合種目でも中心に。スピード種目で生み出した「トモアスキップ」は可能な限り壁の突起物であるホールドをスキップして速度を上げる動きで、いまや海外の選手も取り入れるほどの技術となっている。
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