穴井詩、プレーオフを制してツアー通算4勝目…ヤマハレディースオープン葛城2023

国内女子ゴルフ・JLPGAツアー「2023ヤマハレディースオープン葛城」は4月2日に最終の第4ラウンドを実施。通算9アンダーで並んだ ささきしょうこ とのプレーオフを制して、プロ16年目の穴井詩がツアー4勝目を飾った。

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
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(2023 Getty Images)

国内女子ゴルフ・JLPGAツアー2023年シーズン第5戦「2023ヤマハレディースオープン葛城」が3月30日から4月2日までの4日間にわたって、静岡県袋井市にある葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(6480ヤード/パー72)にて開催され、最終日の2日には決勝最終ラウンドとなる第4ラウンドを実施した。

大会公式:ヤマハレディースオープン葛城

3日目を終えた時点で、単独首位に立っていた鶴岡果恋(明治安田生命)と3打差のスコアで5位タイから発進した穴井詩(あない・らら/GOLF5)は、この日の最終ラウンドを4バーディー、2ボギーの「70」で回り、スコアを2つ伸ばして通算9アンダーで終え、最終組の結果を待つ。その最終組では、ツアー初優勝を狙う鶴岡が大きく崩れてしまい順位を落とす一方、前日2位タイからスタートした ささきしょうこ(日本触媒)が、3バーディー、3ボギーのイーブンパーでホールアウトし、前日と同じスコアとなる9アンダーで穴井と並び、2名によるプレーオフへと突入する。

18番ホールで行われたプレーオフ2ホール目で、ささきがバーディーパットを外したのに対し、プロ16年目の穴井が冷静にバーディーパットを沈めて優勝を手繰り寄せ、右手拳で何度もガッツポーズを握った。穴井にとっては、4年ぶりとなるツアー制覇で、今大会の優勝で通算4勝目を数える。

穴井とのプレーオフに惜しくも敗れたささきは2位となり、2022シーズンの年間女王に輝く山下美夢有(加賀電子)が、通算8アンダーで3位に入っている。鶴岡は、スコアを7つ落として、通算3アンダーで13位タイに終わっている。

「2023ヤマハレディースオープン葛城」の賞金総額は1億円、優勝賞金は1,800万円となっている。

リーダーボード:2023ヤマハレディースオープン葛城(JLPGA公式)

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