国内女子ゴルフ・JLPGAツアー2023年第3戦となる「Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント」が3月17日、鹿児島県姶良市の鹿児島高牧カントリークラブ(6419ヤード/パー72)にて開幕し、19日には最終日を迎え、決勝ラウンドとなる第3ラウンドが行われた。この決勝ラウンドには、前日までの予選ラウンド2日間の成績で、上位50位タイまでの選手が出場できる。
前日2位タイからスタートした青木瀬令奈(リシャール・ミル)は、この日の最終ラウンドで、4打差の暫定トップに立っていた上田桃子(ZOZO)と同組でスタート。上田が第1から第5ホールまで、連続バーディーを奪って点差を広げる中、青木も第5ホールからギアが入り、前半ホールで3つのバーディーパットを沈める。バックナインに入ると、青木はさらに5つのバーディーを奪って、猛チャージする一方、上田は2つのダブルボギーを叩くなど失速。最終的に、青木は8バーディー、ボギーなしの「64」で回り、大会記録を3打更新する通算17アンダーまでスコアを大きく伸ばし、逆転優勝を飾った。青木は、今大会でツアー通算4勝目を数え、史上13人目となる3日間(54ホール)通じてのノーボギーを達成した。
2位には、Tokyo2020にフィリピン代表として出場し、LPGAツアーを主戦場とする笹生優花(フリー)がスコアを6つ伸ばして、青木と4打差となる通算13アンダーで2位に入った。また、通算11アンダーの3位タイには、上田をはじめ、原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)、小祝さくら(ニトリ)、平岡瑠依(フリー)、蛭田みな美(ユアサ商事)、申ジエ(韓国/スリーボンド)、佐久間朱莉(大東建託)、尾関彩美悠(JFEスチール)、稲見萌寧(Rakuten)の9名が並んだ。
「Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント2023」の賞金総額は1億円、優勝賞金は1,800万円となっている。
リーダーボード:Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント(JLPGA公式)