【フリースタイルスキー】川村あんり、W杯デュアルモーグルで2位…ミラノ・コルティナ2026新種目

スウェーデン・イドレにて現地時間12月11日、フリースタイルスキーのワールドカップが閉幕した。第2戦ではモーグル、第3戦ではミラノ・コルティナ2026で初採用されるデュアルモーグルが行われ、川村あんりが両種目で2位となり連続して表彰台に上った。北京2022銅メダル獲得の堀島行真は、表彰台を逃した。

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
GettyImages-1368936741
(2022 Getty Images)

FIS(国際スキー・スノーボード連盟)が主催するフリースタイルスキーのワールドカップ2大会(第2・第3戦)がスウェーデン・イドレにて、現地時間12月9日から11日までの3日間にわたって行われた。第2戦では男女のモーグル、第3戦では男女のデュアルモーグルが実施された。デュアルモーグルは、開幕まで3年ばかりとなった冬季オリンピック、ミラノ・コルティナ2026の新種目として採用されることが決まっており、その決定後初めて行われるワールドカップとなった。

■川村、連続して銀メダル獲得

第2戦の女子モーグルには30名がエントリーし、川村は4位で予選(9日)を通過。翌日(10日)の決勝では、予選を上回る80.02というハイスコアを叩き出し、銀メダルを獲得した。なお、この種目の優勝は、北京2022金メダリストのジャカラ・アンソニー(オーストラリア)で、3位には平昌2018金メダリストのペリーヌ・ラフォン(フランス)が入った。

第2戦女子モーグルの表彰台成績は、以下の通り。

  1. ジャカラ・アンソニー(オーストラリア) 81.75
  2. 川村あんり 80.02
  3. ペリーヌ・ラフォン(フランス)76.08

また、最終日(11日)には、次回冬季オリンピック新種目として採用が決まったデュアルモーグルのワールドカップが行われ、29名の女子選手が出場した。川村は、トーナメントを順調に勝ち上がって決勝に進出するも、アメリカ合衆国代表選手との最後の戦いに敗れ、2位となった。これにより、川村はワールドカップ開幕戦から第3戦まで、連続して表彰台に上っている。

第3戦女子デュアルモーグルの表彰台成績は、以下の通り。

  1. エリザベス・レムリー(アメリカ合衆国)
  2. 川村あんり
  3. ペリーヌ・ラフォン(フランス)

■堀島、表彰台逃す

女子と同様に、男子でも同じ競技スケジュールで、第2戦のモーグルと、第3戦のデュアルモーグルのワールドカップが行われた。

北京2022で銅メダルに輝く堀島行真は、第2戦では4位とわずかに表彰台に及ばず、また新種目の第3戦では日本勢最高の9位となるも、上位8名による準々決勝には進めなかった。

第2戦男子モーグルの優勝は、北京2022で5位入賞のニック・ページ(アメリカ合衆国)で、第3戦男子デュアルモーグルの優勝は、平昌2018金メダリストのミカエル・キングズベリー(カナダ)だった。

もっと見る