【サッカー】日本代表DF谷口彰悟が川崎フロンターレを退団…海外移籍へ

FIFA(国際サッカー連盟)ワールドカップカタール2022のSAMURAI BLUE(男子日本代表)メンバーとしてスペイン代表戦、クロアチア代表戦に出場したDF谷口彰悟が「海外クラブへの移籍を前提とした手続き移行のため」川崎フロンターレを退団すると発表した。

1 執筆者 渡辺文重
TANIGUCHI Shogo
(Getty Images)

日本プロサッカーリーグ・Jリーグの川崎フロンターレは12月19日、DF谷口彰悟が「海外クラブへの移籍を前提とした手続き移行のため」退団すると発表した。1991年7月15日生まれの谷口は熊本県熊本市出身、183センチ/75キロ。熊本県立大津高校、筑波大学を経て、2014年に川崎Fに加入。J1通算289試合出場20得点。2017年、2018年、2020年、2021年のリーグ制覇のほか、天皇杯、リーグ杯などのタイトル獲得に貢献していた。

また先日まで行われたFIFA(国際サッカー連盟)ワールドカップカタール2022では、SAMURAI BLUE(男子日本代表)の一員に。グループステージ第3節・スペイン代表戦、決勝トーナメント1回戦・クロアチア代表戦でフル出場した。

谷口は川崎F公式サイトを通じて、次のコメントを発表している。

「このたび、川崎フロンターレを退団することになりました。たくさん悩み、今回の決断になりました。フロンターレに加入し、たくさんの喜怒哀楽をサポーターの皆さん、フロンターレに関わる全ての皆さんと共有してきました。この体験、経験は私にとって何事にも変えることのできない素晴らしいものとなりました」

「強いフロンターレをみんなで作りあげていくこと、ワールドカップでプレーすることは達成できました。しかし、まだまだサッカー選手として、成長できる可能性はあると感じました。これからもフロンターレで自分自身とチームのレベルアップをしていく選択肢もありましたが、海外の全く違ったサッカー環境に身を置き、サッカー選手として成長したいという想いでチャレンジする決断をさせていただきました」

「今シーズン、タイトルが一つも取れず、非常に悔しい思いをサポーターのみなさんにさせてしまい、またキャプテンという責任ある立場での決断は非常に申し訳ないと考えています。しかし、残りの自分のサッカー人生の中で、チャレンジをしなかったことの後悔はしたくないと考えました」

「私は新しいチャレンジに進みますが、私の中ではフロンターレへの思いは変わりません。日々成長するフロンターレを願っていますし、タイトルの獲得を願っています。私自身もフロンターレと共に成長していく姿を、応援していただいた皆さんに見せていけるように努力していきたいと思います。これからもよろしくお願いします」

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