熱戦が繰り広げられたFIFAワールドカップ2022は、64試合で合計172得点(1試合平均2.68ゴール)を記録し、171得点だった1998年のフランス大会と2014年のブラジル大会を上回り、最多記録を更新した。
カタール大会において1試合1チームの得点数が最も多かったのは、スペイン代表が記録した7得点で、同チームはグループリーグ初戦でコスタリカ代表を7-0で撃破した。これに続くのが、ポルトガル代表とイングランド代表の6得点で、ポルトガル代表はラウンド16でスイス代表に6-1で勝利、イングランド代表はグループリーグでイラン代表を6-2で破った。
イングランド(13ゴール)とポルトガル(12ゴール)は、準決勝まで最多得点チームとして首位を走っていたが、準々決勝で共に敗退した。
ゴールデンブーツ(得点王)を手にしたキリアン・エムバペを擁するフランス代表は16得点を挙げ、今大会の最多得点チームとなった。2位は大会を制したアルゼンチン代表で15ゴールだった。
ワールドカップで初めて100得点以上を記録したのは、1954年のスイス大会(140得点)で、1982年のスペイン大会以降は、すべての大会で100以上のゴールを生み出している。
さらにさかのぼってみると、ワールドカップ最初の2大会(1930年のウルグアイ大会、1934年のイタリア大会)は、2大会同数の70得点だった。