イタリアサッカー連盟(FIGC)や同国1部リーグセリエAなどは12月16日、元ユーゴスラビア代表シニシャ・ミハイロヴィッチ氏が同日亡くなったことを発表した。53歳だった。
ユーゴスラビア(当時)ヴコヴァル出身のミハイロビッチ氏は、地元クラブでプロキャリアをスタート。1990-91シーズンにレッドスター・ベオグラード(ツルヴェナ・ズヴェズダ)で、UEFAチャンピオンズカップ(現UEFAチャンピオンズリーグ)制覇に貢献した。1992-93シーズンにセリエAのASローマへ加入すると、その後サンプドリア、ラツィオ、インテルに所属。2005-06シーズンの現役引退まで同リーグでプレーした。
ユーゴスラビア代表としては63試合出場、9得点。1998年のFIFAワールドカップと2000年のUEFA欧州選手権に出場している。
現役引退後も指導者として、主にセリエAで活動。ボローニャやサンプドリア、ACミランなどを指揮した。ボローニャ監督時の2019年7月、白血病を患っていることを公表。その後も2022年9月まで、ボローニャの監督を務めていた。
ミハイロヴィッチ氏の訃報を受け、関係者が哀悼の意を示している。ACミランで指導を受けた本田圭佑は自身のSNSに、「シニシャ、いままでありがとうございました。ご冥福をお祈りします」と投稿した。
ボローニャ時代を共にした日本代表・冨安健洋は、Instagramのストーリーズを更新。「Imparato tante cose da te grazie mister Rip」(あなたから多くのことを学びました。ありがとうミステル。ご冥福をお祈りします)と綴った。