【サッカー】カタールW杯日本代表の結果まとめ|2度のアップセットもR16でクロアチアに惜敗...8強へ4度目の挑戦は実らず

FIFAワールドカップカタール2022が11月20日に開幕。ここでは、7大会連続7度目のW杯に臨む日本代表の今大会結果をまとめる。

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
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(GETTY IMAGES)

FIFAワールドカップカタール2022が11月20日に開幕。日本代表・SAMURAI BLUEは、7大会連続7度目のW杯に臨んだ。

日本は優勝経験国のドイツ代表、スペイン代表の2チームほかコスタリカ代表と同じグループEに入った。ここではカタールW杯における日本の成績をまとめる。

■グループステージ:ドイツ&スペイン喰いで首位通過

ドイツとスペイン、優勝経験国2つが同居するグループEに入った日本。下馬評では突破は難しいとされていたが、2度のアップセットで世界を驚かせた。

初戦ではドイツと対戦。前半は防戦一方の展開となり、33分には先制を許した。だが苦しい中でも前半を1失点で我慢すると、日本は後半に勝負をかけた。三笘薫、堂安律、浅野拓磨、南野拓実と攻撃的なカードを切ると、この交代が実った。75分に堂安が同点ゴールを奪うと、83分には浅野が逆転弾。見事初戦でドイツを撃破し、大番狂わせを起こしてみせた。

だが連勝を期したコスタリカ戦に落とし穴が待っていた。このグループで最も力が劣るチーム相手に、低調なパフォーマンスに終始。終盤に決勝ゴールを許し、勝点を落とす結果となった。

最終戦は優勝候補のスペインと激突した。ここで蒼きサムライたちが再び奮起。前半スペインに先制されるが1失点で抑えると、森保一監督は後半立ち上がりにかけていた。堂安と三笘を投入し攻撃的に出ると、この2人が得点に絡み6分間で逆転。その後はスペインの猛攻を凌ぎきった。日本はグループステージでドイツとスペイン相手に白星を挙げ、見事に首位通過を果たしたのだ。

■今回も重かったベスト8への扉

初のベスト8へ。4度目のラウンド16に臨む日本の相手は、前回準優勝のクロアチア。日本は強豪相手にイーブンの内容で渡り合う。一進一退の攻防が続く中、日本が43分にセットプレーから均衡を破った。しかし後半に入るとクロアチアも反撃に出る。すると55分、アーリークロスからイヴァン・ペリシッチが強烈なヘディングシュートでネットを揺らし同点。だが日本は崩れなかった。相手の攻撃を凌ぎつつ、自分たちも攻勢に出て脅威を与え続けた。試合は息詰まる重い展開が続き、延長戦突入。さらに120分でも決着はつかない。ベスト8の行方はPK戦に委ねられた。先攻を取った日本だったが、1人目の南野拓実と続く三笘が失敗。さらに4人目の吉田麻也も決められず惜敗を喫した日本は、またしても準々決勝のピッチにたどり着くことはできなかった。

W杯ベスト8は、指先には触れていた。だが近いようで遠い「まだ見ぬ新しい景色」は、今回も我々の前に広がることはなかった。それでも、世界と互角に戦った今大会のSAMURAI BLUEは、その重い扉を開く「未来」のための「新時代」を間違いなく見せてくれた。

「4年後こそ」。この言葉が、今回で最後になると信じて。

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