女子サーブルのFIE(国際フェンシング連盟)ワールドカップ・チュニジア大会(同国ハンマメット)は、現地時間5月6日から7日に個人戦を実施。世界ランキング14位の江村美咲が、日本女子サーブル史上初のW杯優勝を果たした。同122位の小林かなえは、銅メダルを獲得している。
江村と小林は準決勝で対戦。15-12で江村が勝ち上がると、決勝ではギリシャ人選手を15-13で下し、金メダルに輝いた。日本勢は江村と小林を含め、9選手が決勝T64に進出。高嶋理紗が21位、脇田樹魅が25位、福島史帆実が35位、田村紀佳が36位、向江彩伽が56位、佐野佑衣が62位、尾﨑世梨が63位だった。
W杯チュニジア大会は、8日に団体戦が行われる。
江村美咲
試合前から「勝てない相手は居ない、目標は優勝」と考えていましたが、1試合目で反省点がかなり多かったので、オフェンシブに修正して戦ったのが良かったと思います。
今までは自分のフェンシングに囚われていましたが、新しいヘッドコーチ(ジェロームコーチ)が「フェンシングはその日によって決まる技も変わるし、相手によっても変わる」と言っていたことを思い出し、いつもとは違うスタイルの戦い方でも、柔軟に受け入れて修正できたことが優勝できたポイントだと思います。
ずっと目標にしていた金メダルに手が届き嬉しいですが、まだ実感が湧きません。明日の団体でもまだ獲っていない金メダルを目指して全力で戦います。
小林かなえ
初めて表彰台に上がれてとてもうれしいです。次こそもっといい色のメダルが獲れるよう頑張ります。江村選手おめでとうございます。そして皆さま応援ありがとうございました!