FIE(国際フェンシング連盟)女子フルーレのワールドカップ(W杯)が現地時間12月10日から12日にかけ、フランス・サンモールで行われた。12日の団体戦では日本チーム(上野優佳・東晟良・菊池小巻・宮脇花綸)が銀メダルを獲得。日本女子フルーレW杯団体の銀メダルは史上最高成績、メダル獲得は2019年12月の同大会以来2年ぶりとなった。
日本はTokyo 2020(東京五輪)出場メンバーの上野(中央大学)と東(日本体育大学)に加え、菊池(セガサミーホールディングス)、宮脇(マイナビ)の4選手で団体戦に臨んだ。準決勝では東京五輪金メダルのロシアチームに31-26で白星。決勝ではイタリアチームに40‐43で敗れたが、女子フルーレW杯団体で史上最高位となる銀メダルに輝いた。
上野は今大会を終え、日本フェンシング協会を通じ以下のコメントを発表している。
「チーム全体がまとまって戦った結果、準優勝することができて嬉しいです。女子フルーレとして初めてワールドカップの決勝の舞台が経験できたことは、次につながると思っています。次こそは金メダルを獲得したいです」
10日から11日にかけ行われた個人戦では、上野が日本勢最高位の9位となっている。その他決勝トーナメントに進出した日本人選手では東が33位、竹山柚葉(京都府立乙訓高等学校)が44位、宮脇が48位、菊池が54位。優勝はアリーチェ・ヴォルピ(イタリア)だった。